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宇宙への入り口から大自然まで アミューズメント・シティ オーランド

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「サンシャイン・ステート」の別名を持つフロリダ州。なかでもオーランドは、1983年にウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートが開園して以来、ユニバーサル・スタジオ・リゾートをはじめ20以上もの施設ができ、一大アミューズメント・パーク・シティとなっている。今年10月には、子供向けのレゴランド・フロリダも完成する。今年終了したスペースシャトル計画にちなむケネディ宇宙センターや、自然や動物に親しむアウトドアやゴルフもぜひ体験したいもの。もちろん、ブティックやモール、アウトレットでのショッピング、グルメもはずせず、オーランド滞在の魅力は尽きない。

 スペースシャトル30年 宇宙への夢を刻むケネディ宇宙センター 今年7月8日、4人の宇宙飛行士を乗せて打ち上げられたスペースシャトル「アトランティス」は、国際宇宙ステーションに物資を運んだ後、7月21日にケネディ宇宙センターに帰還した。これで30年にわたるスペースシャトル計画は幕を閉じ、33回飛行した「アトランティス」は、今後ケネディ宇宙センターで一般公開される予定だという。ケネディ宇宙センターは、オーランド国際空港から約45分のところに位置する。「宇宙に一番近い場所」として知られ、1969年、人類初の月面歩行を成し遂げたアポロ11号も、ここから飛び立った。

全長110mもあるサターンⅤロケット

太平洋を望む広大な敷地には、NASA(アメリカ航空宇宙局)の宇宙開発計画の本拠地や、一般客が見学できるビジター・コンプレックスがある。15分おきに運行されているバスツアーに参加すると、主要な建物をまわり、スペースシャトル発射台シャトル組み立て工場が見られ、宇宙計画の歴史がよくわかる。アポロ・サターンVセンターでは、本物のサターンVロケットを見学、その大きさに圧倒された。再現された管制室では、アポロ8号の打ち上げ映像を疑似体験。秒読みと打ち上げの轟音などの臨場感と緊迫感に、成功がわかっているのに、手に汗握る思いだった。ルナーシアターではアポロ11号月面着陸時の再現映像も見た。このほか、月面自動車や宇宙飛行士トレーニング用シュミレーター、宇宙飛行士たちのコレクション、宇宙服などの展示もある。スペースショップでは、宇宙にまつわるグッズや、数々の宇宙食のみやげも買える。

 おみやげの宇宙食。右はストロベリー、左はアイスクリームのクッキー&クリーム
どちらもフリーズド・ドライで乾燥しているが、口に入れると確かにその味がする

 「未来のアイスクリーム」として売っていた粒々のアイスクリーム
従来のものに比べて食べやすく、冷たさが持続する感じだ

数年前、ロバート・クリッペン氏と会う機会があった。海軍のテストパイロットだったクリッペン氏は、1981年4月、ジョン・ヤング船長とともに、スペースシャトル計画最初のミッション「STS-1」として、スペースシャトル「コロンビア」に搭乗、ケネディ宇宙センターから宇宙に飛び出した。ヤング氏は、すでにジェミニ計画で2度、アポロ計画で2度、宇宙飛行のミッションを行い、月面歩行も経験しているベテランである。二人はスペースシャトルのシステム全体の点検と、軌道上を安全に周回する、無事に帰還するという3つの任務を遂行。地球を36周して2日後に帰還、スペースシャトルの宇宙船としての能力を確認した。これが、スペースシャトルの有人飛行の歴史の幕開けなのである。クリッペン氏はその後同年7月、83年10月、84年4月と、合計4回のミッションを成功させた。「41-Gも乗ったよ。宇宙はきれいだった」彼は懐かしむようにポツリと言った。41-Gとは、クリッペン氏の4回目のスペースシャトルのミッション名「STS-41G」を指す。30年前、スペースシャトルでの有人飛行という、歴史に残る偉業を成し遂げた方だが、穏やかな表情が印象的だった。一方、日本人宇宙飛行士は、毛利衛、向井千秋、若田光一、土井隆雄、星出彰彦、山崎直子など、今までに6人がスペースシャトル「エンデバー」や「コロンビア」、「ディスカバリー」等で飛行。野口聡一、古川聡両氏はソユーズで宇宙に飛び出した。古川氏は長期滞在のミッションで現在も飛行中、今年11月16日に帰還の予定である。

 初の有人スペースシャトルに搭乗したロバートクリッペン氏。後ろはスペースシャトル組み立て工場

本物のロケットが展示されているロケットガーデン

 

 エアボートが楽しいボギークリーク 動物と触れ合うゲーターランド  フロリダでは、世界遺産に登録されているエバーグレイス国立公園の湿原が有名だが、オーランド近郊のキシミーでも、自然に触れることができる。オーランドから最も近い湿原体験が、ボギークリーク・エアボートツアー。プロペラ船に乗って湿原を走るツアーだが、野鳥や野生動物、時にはアリゲーターに遭遇、心地よい風に吹かれながら、自然に浸ることができる。また、ここでは、大きなタイヤが付いた四輪駆動車で、森の中を巡るツアーもある。人工的なテーマパークで遊び疲れたら、冒険心あふれるプロペラ船や車で、手付かずの自然に触れるのもおすすめだ。

湿原をプロペラ船で探索するのも楽しい
エアボートでは、ドライバー兼ガイドは後ろの高い椅子席に

アミューズメント王国のオーランドで、最初にできたテーマパークがゲーターランド。名前のとおり、アリゲーターやクロコダイルなどのワニをはじめ、珍しい動物と触れ合えるのが特徴だ。

卵からかえったばかりのワニ。赤ちゃんでも、ちょっとこわい

アリゲーターの餌付けでは、紐に吊るしたチキンを上から降ろしていくと、みな一斉に水面から顔を出して大きな口を明け、隣を押しのけるようにジャンプする様が見られて迫力がある。思いのほか高くジャンプするので驚いた。一方、アリゲーターの卵や、卵からかえったばかりの小さいものも見られた。アリゲーターは、生まれたときからアリゲーターの小型で、小さくてもなかなか迫力があるものだと、妙に感心、一瞬、映画の『ジュラシック・パーク』を思い出した。観光客参加型の動物のアトラクションもいくつもあり、人々を飽きさせない。アリゲーターを素手で捕らえ、口を押さえて紐で縛り、その背中に子供たちを乗せるアトラクションでは、子供がまったく怖がらず、見ているほうがはらはらした。園内中央の高台にある展望台は、山のないフロリダが一望に見渡せる場所としても知られ、人気のスポットのひとつ。

ゲーターランドでは、いろいろな種類のワニのほか動物たちとの触れ合いやアトラクションが楽しめる

アリゲーターにまたがって満面の笑みの姉妹

 今回の宿泊はディズニー・アニマルキングダム・ロッジ。中庭には野生動物がいて、アフリカのサバンナにでもいるかのようだ。滞在した客室からは、シマウマや高い木の葉を食むキリン、水牛などが見え、ウォルト・ディズニーの遊び心を改めて感じさせられた。

ディズニー・アニマルキングダム・ロッジの部屋からの眺め

  

 一品475カロリー以下で 人気のレストラン「シーズンズ52」 2003年にオーランドにオープンした「シーズンズ52」。すべての料理が475カロリー以下であることを明記しているのが画期的だ。このコンセプトが、健康を意識するアメリカ人にも支持されたのか続々オープン、来春までに全米で20店舗を超える勢いだ。オープンキッチンで、美しく盛り付けしているさまもパフォーマンスのひとつ。落ち着いた店内の雰囲気もよいが、リトルサンド湖を背景にした水辺のテラス席も心地よい。特に暮色のころはロマンチックだ。野菜のソテーを中心にした料理など、見るからにヘルシーなものから、かなりボリュームがあるチキン料理の一品もある。これでも475カロリー以下なら、体重増加が気になる旅先でも、安心して食べられるというもの。素材にもこだわりを持っており、野菜のソテーも、野菜のうまみや甘みが十分に感じられ、満足するものだった。雰囲気もよく、また訪れたいレストランのひとつとなった。

シェフおすすめの季節野菜のプレートやサーモン、
チキン、ターキー、ポーク、ビーフなど、どれも475カロリー以下

キーライムパイやピーカンパイ、モカマキアートなど、8種類のミニデザートは見た目も美しい

 

文・写真 ● 関川 由都子
Text & Photo by Yutsuko Sekigawa
取材協力=オーランド観光局

 

【関連ツアー】
オーランド4日間(アニマル キングダム ロッジ宿泊、英語往復送迎付き)
オーランド4日間(Disney's ポップセンチュリー宿泊、英語往復送迎付き)
オーランド4日間(WDWドルフィン宿泊)
オーランド:ケネディスペースセンター1日観光(KSC)
世界遺産エバーグレイズ・エコツアー
アイランズ オブ アドベンチャー&ユニバーサルスタジオ フロリダ1日観光
セント・オーガスティン1日観光

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ルックアメリカンツアーのニューヨーク在住スタッフ。ニューヨークの旬ネタやグルメレポートなど「ニューヨークの今」をお届けいたします。旅のお役立ち情報も満載。
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