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イタリア歴史都市 ~ピサロマネスク様式の白い大理石の柱列が美しい、ピサの斜塔~

イタリア

Cathedral near Leaning tower of Pisa, Italyピサの斜塔最上階からの眺め

~ ピサの斜塔の概要 ~ 世界遺産「ピサの斜塔」は、本来「ドゥオーモ(大聖堂)の鐘楼」として作られた。建築家ボナンノ・ピサーノの設計により、トスカナ地方の都市ピサに1173年着工。ところが建設途上で地盤が沈下し、塔が傾き始めてしまった。このため最上階部分だけを垂直にして、1372年にようやく完成。現在もなお傾き続け、定期的に傾斜を修正する工事が行われている。高さ約55メートル、円筒形の8階建て。296段の階段で最上階まで上ることができる。建築はピサロマネスク様式で、白い大理石の柱列が美しい。16世紀、ピサ大学の教授だったガリレオ・ガリレイがここで落体の実験を行ったとされるが、弟子の創作だという説がある。

世界的に有名なピサの斜塔は、その名のとおり「傾いた塔」です。トリックアートみたいな写真でおなじみの傾きっぷりですが、これが実際に見るとすさまじい威圧感!なにしろ高さが約55メートル。そびえ立つ塔は今にも倒れそうで、普通に建っているのがむしろ不思議です。

Pisa_Tower_Italy_4709219ピサの斜塔

フィレンツェからバスや電車で1時間半、ローマやミラノからの日帰りツアーもあるピサの斜塔。「ドゥオーモ(大聖堂)の鐘楼」として建てられました。 大聖堂は11世紀に建造。

The Leaning Tower on Square of Miracles in Pisa, Tuscany in Italyピサ大聖堂

IMG_4899

IMG_4898ピサ洗礼堂

ビザンティン文化の影響を受けたロマネスク建築で、ほかにもさまざまな建築様式が融合しています。大理石の装飾や列柱廊、見事な天井画など、大聖堂だけでも見応えたっぷり。とはいえ、本命はもちろん斜塔です。芝生の広場に出ると、そこには斜めに傾いた円筒形の塔が。

IMG_4829大聖堂天井の装飾

IMG_4831大聖堂の後陣

IMG_4883カンポサント(墓所)の中庭

IMG_4886カンポサントの回廊

ピサの斜塔は1173年着工。この地出身の建築家、ボナンノ・ピサーノの設計で工事が始まりましたが、途中で地盤沈下が発覚。傾斜を修正しようと試みるも失敗し、最上階部分だけを垂直にして、1372年にようやく完成しました。今もなお傾き続けているというこの塔、現在の傾斜は約3.99度。実は5.5度まで傾いた時期があり、倒壊の危険があるとして1990〜2001年、地盤を改善する工事が行われました。

当時は公開を休止していましたが、今は再開され、最上階まで上ることができます。入り口で荷物を預け、296段の階段を上ります。石造りの階段はらせん状になっていて、傾きのせいか通常よりふらつく感覚。日常と異なる環境に、軽い「傾斜酔い」をしてしまう人もいるそうですよ。そんなこんなでたどり着いた最上階からの眺めは最高。大聖堂や洗礼堂のある「奇跡の広場」を真上から見下ろし、赤い瓦屋根の広がるピサの街並みを見晴らせます。

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16世紀、ピサ大学の教授だったガリレオ・ガリレイがこの塔から二つの球を落とし、「すべての物体はその重さにかかわらず同じ速さで落ちる」と証明した、というのは有名な話。実際にはガリレオの弟子ヴィヴィアーニの作り話だったという説が有力ですが、当時の雰囲気を感じられるエピソードですね。 by ST

 

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