突然ですが アメリカのワインといえば、サンフランシスコのナパバレーまたはニューヨークのワインといえばロングアイランドやフィンガーレイクのワイナリーが有名ですね。しかし、ニューヨーク州、ハドソンバレー地方ワシントンビル、ここにアメリカ最古のワイナリーがあるのをご存知ですか？正しくは現存するワイナリーとしては最古となりますが、1839年から閉まることなく営業しているのが「Brotherhood Winery」
以前は本当に森の中にたたずんでいる感じだったこのブラザーフッドの周りも最近ではだいぶにぎやかになってきました。以前から行きたいと思っていたこのワイナリーに先日行ってきました。
最近リノベートしたメインの建物（写真上）で受付してワインセラーツアーに参加です。現地のガイドのおじさんにつれられて別棟へ。
地下へ階段を下りて、さぁ！アメリカ最古のワインセラーへ入場です。いかにも古いという感じの階段をおりて暗ぼったく、湿ったワインセラーに足を踏み入れた瞬間・・・・・ブドウ発酵過程で発する独特のアルコールの香りが私の嗅覚を刺激しました。これぞワインセラーという香りです。ガイドの男性が一番最初の部屋でこのワイナリーの歴史から説明してくれます。そして狭い通路でつながるいくつかの部屋へガイドとともに歩いて回っていきます。
大樽の並ぶ部屋
一角になんとも立派な鉄柵が。
中には開業初代のワインボトルなど170年もののワインボトルが保管されていました。
スパークリングワインを発酵させる部屋(写真下)にはほこりまみれのボトルたちが。少しずつ少しずつ一本一本のボトルの角度を定期的に変えながら熟成させます。一箇所に沈殿物がたまるとイースト（発酵菌）が上手に働けない＝綺麗な発砲を作れないようです。
小樽の並ぶ部屋
樽にはワイン種とブドウの採れた年が書かれ熟成を待っています。メルロー、シャルドネ、カベルネ、ピノ・ノワール、様々な樽が並びます。
キャベルネ・サヴィニョンの09年もの
ワインは古いから良いということではなく、多くは葡萄の良し悪しで味が左右されます。 ちなみに07年ものが良い葡萄が採れた年なんだとか。さて、ツアーが終わり、お待ちかねのフライト（試飲）です。トラディショナルコース（少々甘口）・ヴァリエタルコース（少々辛口）・輸入物コース3コースから選べます。
一般的なテーブルワインからデザートワインまで色々味わえるかと思いトラディショナルコースを選んだけれど、うーん、甘い。隣で辛口コースをテイスティングしている方たちをみてて辛口にすればよかったとちょっと後悔。次は辛口でぜひフライトします。
試飲に使用したグラスももちろんお持ち帰りOK! 記念になりますね。
この試飲ルームはワイン購入ショップを同じ棟にあるので様々なワインを購入できます。スパイスの入ったもの、ビネガー、サングリアなどなど本当にバラエティーに富む品揃え。
そしてランチには最近できた併設のカジュアルなフレンチレストラン・カフェで食事
ワインバーもあるのですが試飲で満足したので今回はクラブケーキを特性タルタルでいただいてFinish!
秋の週末には野外ライブミュージックと共に昔ながらの葡萄の足ふみ仕込み体験が無料でできるそうです。朝早く出て、午前ワイナリー、午後はウッドベリーコモンアウトレットでちょっとお買物コースなんていう週末も良いかもしれませんね。
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【参照サイト】
Brotherhood Winery
100Brotherhood Plaza Drive
Washingtonbville, NY 10992
http://www.brotherhoodwinery.net/
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