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ホントに飛行可能な唯一の『零戦』が展示されているプレイン・オブ・フェイム・エアー・ミュージアム Planes of Fame Air Museum

ロサンゼルス

ロサンゼルスのダウンタウンから西に約1時間30分、牧草地のど真ん中にあるChino Airport内にPlanes of Fame Air Museum があります。ここに、実際に飛行可能ゼロ戦があるという話を聞いてやってきました。ここにはハンガーが4庫、それぞれに10機ほどの戦闘機が格納されています。

入場料($11、、安い!)を払って最初のハンガーには、カラフルにペイントされたBoeing  P-26A “Peashooter”1934にUS Army Air Corpでサービスを開始、世界に3台しかないとの事で、実際に飛行可能だそうです。

North American Aviation MUSTANG P-510-30-NT昔よくプラモデルで作った、という人も多いのでは? 有名な戦闘機ですね。これは1945年7月26日にダラス工場で製造された製造番号11582の機体だそうです。

まさにという名に相応しい、愛嬌のある格好水上飛行機Gramman J2F-6 Duck これも実際に飛行可能です。

三菱 秋水 試作機のみ5機製造。高度1万メートル以上を航行するB29の追撃のために開発されたロケット戦闘機。終戦当時、日本の技術力調査のため持ち出されれた3機の内の1機でほぼ完全な形で展示されています。

↑ 三菱 一式陸上攻撃機 G4M1 Type1 Bomber Betty ブーゲンビル島で撃墜された山本五十六海軍大将が搭乗していたものと同型機

三菱 雷電 連合国のコードネームJack フィリピンで捕獲された製造番号3002の機体で、塗装は捕獲後になされたとの事。

現存する唯一飛行可能な、Mitsubishi A6M5 Reisen(と書かれてある)1943年5月に製造された2357番目の機体No.61-120 で、1944年6月18日に連合国海軍が捕獲した十数機の中の1機だそうです。

 

このNo.61-120はメリーランドのNASに送られ、25名以上のパイロットが190時間以上かけてテストし、あの大西洋横断飛行を成し遂げたリンドバーグ氏もテスト飛行をしたのだそうです。

栄エンジンはちゃんと整備されていて、機体のしたにはオイルパンが敷かれてありました。クズ鉄として売られる運命にあったゼロ戦でしたが、エド・マロニー氏が1951年に買い取り1957年に博物館に展示されていましたが、4年半の修復作業の後、1978年6月28日に完成。

映画パールハーバートラ・トラ・トラにも出演、そして日本にも2度の航空ショーに出演しているそうです。修復はアメリカ人の飛行機好きが成せた業ですが、航空ショーの時に「日本にはレストアしようという意思も、リソースも、予算も、技術も無い」と言っていたという話がありますが、せめて意志くらいは持ち続けたいですね。

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2014年4月現在ゼロ戦は解体整備のため展示はされていませんが、2014年5月3日、4日の恒例のエアーショーでは実際に飛ぶ予定との事です。↓ 完全な形では靖国神社の遊就館とここにしかない、空技廠 D4Y 彗星一一型機も新たに展示されていました。(エンジンはオリジナルの水冷アツタエンジンではなく、プラット&ホイットニー製が搭載されてます)

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そして、こんなクールなお土産もあります!(人気のアイテムだそうです)

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【参照サイト】
Planes of Fame Air Museum
7000 Merrill Avenue, #17
Chino, CA  91710
909-597-3722
http://planesoffame.org/

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関 克久