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カールスバッド洞穴群国立公園「ビッグルーム 想像を超えた神秘さ」 Carlsbad Caverns National Park 

アメリカ大自然

 テキサス州エルパソから延々と北西に約4時間弱、どこまでも平地を一直線に続く180号線(62号線)を走り続けるとカールスバッド・カバーン国立公園、ニューメキシコ州を代表する国立公園に着きます。エルパソからホワイトサンズ国立モニュメントに行く途中にもありますが、メキシコから不法移民を取り締まるボーダー・パトロールのチェックポイントで停まる以外はひたすら80マイルで走ります。途中ガス・スタンドが無いので要注意。

ホワイツシティーで左折をしてサボテンだらけの山道を10分も走るとビジターセンター。時間があれば地表の穴からナチュラル・エントランスルートを辿りメインコリドーを見学しながら約1時間かけて地底に降りていきますが、時間が無ければビジターセンターからエレベーターで一挙に230メートルを下降してランチルームに直行できます。

ランチルームと言っても洞窟の中の何ともいえない神秘な設定で、テープルの上のランタンが唯一の照明です。2つのルートと6つのレンジャーが案内するツアーがありますが、ビッグルームと呼ばれる巨大な部屋をめぐる長さ1マイルのルートが一般的な見学ルートで、約1時間半のコース。

ビッグルームは高さ約80メートル、床面積はアメリカンフットボール場14面分の面積というアメリカ最大、世界でも最大級の規模があります。

レンジャーのガイドするツアーは6コースありますが、もっとも一般的で人気なのはシーニック・ルームズを見学する キングスパレスツアーで約1時間半のコース、シーズン中は満席になるので予め予約をしておく必要があります。

公園内には現在発見されているだけで113の洞窟があって、そのうちの全米最深の洞窟、レチュア・ケーブは深さ489メートル、長さは200キロ以上で世界第5位だそうです。

アメリカの先住民達はこの洞窟を避難場所として使用していたらしく、彼らの描いた洞窟壁画が入口付近にまだ残っているが、生活の場として使用された痕跡はないそうです。

洞窟内のトレイルはやっと字が読める位の暗さなので、写真撮影は強力なフラッシュをうまく使いこなすか、または三脚を据えてスローシャッターのどちらかですが、スローシャッターの方がやはり色合いが良く出てベターでした。

他の国立公園の地上の被写体と違って太陽の光加減に影響される事がなく、自分が移動することで違った角度で撮影ができるので、写真愛好家の方にはたまらないですね。1日では足らず、恐らく後悔また来たくなるなること間違いなしです。

洞窟内は常に摂氏13度、短パンとTシャツだけだと冷えるるのでジャケットが必要です。もっとも風が無いのと軽いハイキングのようにトレイルを上り下りして歩くので、早めに回ると最期には汗をかいてジャケットを脱いでいるかも知れません。次々に現れる神秘的な光景に目を奪われるので疲れを感じませんが結構な運動量です。

カフェテリアから一挙に地上に上がるエレベーターがでビジターセンターに戻ります。 「写真は旨く撮れた?」「このエレベーターはいつ出来たんだい?」などなど会話が弾んで、不思議な一体感がありました。

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