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ニューヨークで時間があれば訪れてみたい『メトロポリタン美術館の分館、クロイスターズ美術館』 ”The Cloisters”

ニューヨーク
 

メトロポリタン美術館の分館、正式名は「クロイスターズ美術館」。マンハッタン北部のフォート・タイロン公園内にあってフランスやスペインの中世の修道院の遺物を集めて作り上げられた建物自体が芸術作品であり、中世ヨーロッパの美術品約5000点が展示されています。

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建物の中は、調度品やドア、窓、柱などすべてが調和されてそこにあって造作を見るだけでも満ち足りた気分になってしまいます。

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上の写真の奥に見えるFuentidneunaの礼拝堂の高いところに展示されているキリストの胴体です。

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The Fuentiduena Chapelです。正面には十字架に張り付けられたキリスト像が2つあります。

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ボッパルトの部屋のタペストリーとチェストです。

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タペストリーの横に、The Lamentation 哀歌と名付けられた15世紀の作品があります。

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有名なキュクサの回廊。柱頭彫刻がそれぞれ異なっていて趣があります。これは12世紀にピレネー山脈にあるサン・ミッシェル・ド・キュクサ修道院にあった円柱の一部を収集して復元したものだそうです。冬は中庭と間に暖房のためガラス窓がはめられています。

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これも有名なユニコーンのタペストリー。一番有名かもしれませんが全部で7枚あって、狩人がユニコーンを追いつめて生け捕るまでを描写したものが展示されています。

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地下の宝物殿にある、聖母子像。12世紀にフランスのできた作品。象牙製です。ここの展示品は時々本館の特別展に出展されることがありますが、本館では撮影禁止となります。

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同じく宝物殿にある、キリスト像。象牙でできたほんの10cmほどの像ですが見る角度によって表情が全然違います。素晴らしく表現力が豊かな像だと思います。

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ステンドグラスも小ぶりですが、趣があります。逆行になってしまうのでうまく撮れませんでしたが、雰囲気は出すことができました。

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クロイスターは、フォートタイロン公園のハドソン川と対岸のニュージャージーを見渡せる高台にあります。時間が許せば是非訪れてみてください。展示作品もさることながら、建物全体を堪能できて「来て良かった!」と思うこと間違いなしです。

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【参照サイト】
The Cloisters Museum and Gardens
At Fort Tryon Park
New York, New York 10040
212-923-3700, 212-570-3828


【参考記事】
メトロポリタン美術館解説ツアー ~体験記~ その①
メトロポリタン美術館 エジプト館 No.1
ワシントン  「ナショナル・ギャラリー」
5番街のミュージアム・マイル「フリック・コレクション」「グッゲンハイム」
シカゴのお勧め!アメリカ三大美術館「シカゴ美術館」
シェルブーン・ミュージアム/Shelburne Museum 

【参考ツアー】
・メトロポリタン美術館 美術専門ガイドによる解説ツアー

鉄道の旅」アムトラックで行く古都フィラデルフィアとアーミッシュ村1日観光
鉄道の旅」フィラデルフィア美術館とバーンズコレクション ~ 解説ツアー~

関 克久