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ハワイ王国7代目カラカウア王の命で建てられた今も昔もアメリカ合衆国で唯一の宮殿『イオラニ・パレス』 "IOLANI PALACE"

アメリカは移民国家なので王家も王朝も無いと思いきやハワイにはカメハメハ1世から面々と続くハワイ王国がありました。

1874年に在位したカラカウア王がハワイ王国の威厳と近代化を海外に示す目的で1879年に建設を始め1882年8月にイオラニ・パレスは完成しました。(写真下:  セルフ・オーディオツアーがあります。病院で履くようなカバーを靴に履いて廻ります)

当初はハレ・アリイ(House of Chief)と名付けられていたそうですが、カメハメハ5世イオラニ・パレスと命名したとの事。Ioとはハワイの鷹、Laniとは天国、王家、高貴といった意味だそうです。

1882年の完成の5年後には全館の電化が図られたそうで、それはトーマス・エジソンが電球を発明したわずか7年後だったとの事。ニュージャージーのエジソン研究所を訪れたカラカウア王の発案だそうですが当時の最新の技術が活かされた宮殿だったようです。

電気の他に、水道設備、お湯が出る浴槽や電話も完備されていてヨーロッパから訪れた来賓達も驚きを隠せなかったとの事。

建設費用は30万ドルだったそうですが、当時としては誰も聞いた事の無い法外な額だったのだそうです。家具はカラカウア王が訪欧時に発注したものだそうですが、現在はその大半が処分されているため財団では今もなおその行方を捜しているとの事。

カラカウア王は、当時の最新テクノロジーであった電話も設置しています。

サンフランシスコを手始めに世界中を旅行したそうですが、その後、日本に航海し明治天皇に謁見し、中国、ビルマ、インド、エジプト、イタリア、ドイツと各国の元首と会見していますが、当時これだけ多くの各国の元首達と会ったのはカラカウア王だけだったそうです。

1881年(明治14年)最初の訪問地に日本を選んだカラカウア王の一行は、江戸湾に入り、そして明治政府から盛大な歓迎を受けました。それもそのはず、カラカウア王は日本を訪れた最初の外国の国家元首で明治政府カラカウア王に最大限の歓迎を意を表したそうです。

カラカウア王は赤坂離宮で明治天皇に謁見しますが、その時に明治天皇に申し出た内容は、まさに驚くべき内容であったのだそうです。

その内容は・・・・・・

① ハワイ王国の王位継承者である姪のカイウラニ王女と山階宮定麿親王(東伏見宮依仁親王)との縁組

② 日本・ハワイの合邦(連邦)

③ 日本・ハワイ間の海底ケーブルの敷設

④  日本主導による“アジア連邦”の実現

ハワイ王国の存亡に甚大な危機感を抱いていた国王は、自国の将来を託せるのは日本しかないという決意だったそうです。欧米人のもたらした伝染病で激減する人口、フロンティアという名の元に忍び寄るアメリカ人の脅威など、同じ島国として日本を太平洋の盟友と信じた上での背水の陣での申し出だったのかも知れません。

当時の明治政府も不平等条約に悩まされ、忍び寄る列強の脅威に暗澹たる思いだった事は同じであったとしても、あまりの唐突な申し出には"No"の回答をしてしまいます。

その10年後の1893年(明治26年)カラカウア王は死去し、その2年後にハワイ王国はついに滅亡し1898年にはアメリカに併合されてしまいました。今となっては「たられば」の話ですが、もし1881年に日本とハワイが合併していれば「真珠湾攻撃」は起こらなかった事だけは確かですね・・・・・・。

イオラニ宮殿でそんな遠い昔に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

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【参照サイト】 IOLANI PALACE 364 South King Street Honolulu, HI 96813 www.iolanipalace.org

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関 克久

関 克久

Sales & Marketing Div., GM at JTB USA Inc.,
旅行のプロデュースに携わって30年。趣味は写真。「百聞は一旅に如かず」旅に出て初めてわかるのは、実は故郷の良さなのかも知れません。旅は百薬の長がモットーです。
関 克久

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