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現地オプショナルツアーのJTB ルックアメリカツアー

ブルックリンのキングス・シアターで携帯電話での撮影を全面禁止にした新しいカタチのコンサート

アメリカ

みなさんは、コンサートに行った時、ステージの写真を携帯で撮影したりしますか?日本では、写真やビデオの撮影が禁止されているコンサートが多いので、撮影しない人の方が多いかもしれませんが、こちらアメリカのほとんどのコンサートでは、携帯で、自由に撮影することができます。アーティストによっては、ステージ上から、”撮影はやめてくれ”とファンに呼びかけたり、撮影を禁止しているショーでも、会場内のスタッフが、撮影しようとするお客さんをペンライト等で照らして注意を促す程度が殆どでした。今回、行った、元ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトのライブは、これまでとは全く違う方法で、完全撮影禁止を徹底してました。今後のご参考までに、ここで紹介します。

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ジャック・ホワイトのこのコンサートでは、Yondr社製のスペシャルなパウチに携帯を入れておかないと入場できません。会場でセキュリティチェックを通って、手渡されたこのパウチに携帯を入れると、係員がパウチにロックをかけます。携帯を使用したい場合は、会場のロビーに設置されているPhone Zoneに行くと、パウチをアンロックができるようになっていて、そこでだけ携帯の利用ができます。パウチは、Phone Zoneを出る時にまたロックをかけられます。私は、このコンサートへの入場に、携帯の電子チケットを利用しました。携帯をパウチに入れると、携帯での座席の確認ができなくなりますが、チェックインした時に、座席メモをもらって、会場内ではそれをチケットのかわりに利用します。

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ジャック・ホワイトは、撮影を禁止する代わりに、オフィシャルサイト(https://jackwhiteiii.com)とインスタ(@officialjackwhitelive)で、プロが撮影した高解像度のライブ写真を無料で配布していて、ファンがその写真を自由にダウンロードしてソーシャルメディア等でシェアするように勧めています。これが、オフィシャルサイトで配布された、写真の一枚です。

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このショーが”PHONE-FREE(携帯禁止)”であることは、公演の数日前に届いたEメールで知りました。もし、知らないで行って、いきなり、パウチに携帯を入れろと言われたら、狼狽えてたかも。コンサートの撮影が禁止されることに慣れている日本では、もしかしたら、ここまで徹底しなくても良いのかもしれませんが、ライブの写真を携帯で撮るのが当たり前になっているアメリカでは、撮影を完全禁止にするには、このくらいしないといけないのかもしれません。こちらでコンサートに行くと、みんなが携帯を高く掲げて撮影しようとしていて、とても見にくいことがあるので、見やすくなった分快適でしたが、携帯をパウチに入れないといけないという手間と、パウチに入れると写真以外の機能も使用できなくなり、不便を感じました。携帯のケースにクレジットカード等を入れている人は、クレジットカードをケースから出すのを忘れると、Phone Zoneに行ってアンロックするまで、ドリンクすら買えません。また、今回の会場、キングスシアターは、1920年代に建設されたグレートギャッツビーの映画を彷彿するきらびやかな劇場を、近年、当時のままに復元した写真映えする劇場なので、携帯をパウチに入れる前の入り口と、Phone Zoneからしか撮影できないのが残念でした。(キングスシアターでは、見学ツアーが定期的に行われているので、興味のある方はwebサイトで、チェックしてみてください。)完全撮影禁止のライブには、賛否両論ありそうですが、ライブ中に携帯で撮影されることを良く思っていないアーティストもいるはずで、そんなアーティストの間で、今後このパウチの導入が拡大するのかもしれません。

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by ya

Kings Theatre(キングス・シアター)
1027 Flatbush Avenue
Brooklyn, NY 1122
http://www.kingstheatre.com

Jack White(ジャック・ホワイト公式サイト)
https://jackwhiteiii.com

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