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ナイアガラのライトアップを自在にコントロールできる! 「イルミネーション・コントロール・タワー」 

ナイアガラ

 ナイアガラの滝をロマンチックに映し出す「イルミネーション・ライトアップ」。 実は、これはナイアガラの滝公園管理局の職員がイルミネーションタワーの配電室で、見飽きないように1日のうちでも何回も配色を変えているのです。

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 ここが、公園管理局の「イルミネーション・タワー」 立派な石造りの要塞のような建物です。砲台のようなところにいくつものライトが見えますね。

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 これが、照明のライト、高さhは1.5m以上ある巨大なライトです。 今使われている電球は、4000ワットで、1100時間の耐久時間で1個当たり1400ドルもするそうです。 

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 ナイアガラの滝のライトアップが始まったのは、なんと今から150年も昔、1860年の9月14日だそうです。ウェールズ大公がナイアガラを訪問を歓迎するためだったのこと。 

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 数年前までは、アナログのスイッチで色を切り替えていたそうですが、今はPCで指を触れるだけでコントロールができます。 あまりにも簡単なので、ちょっと味気ない感じはします。

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 タッチタネルで色を変えると、電球の前にあるゼラチンのカーテンがスルスルと下りてきて色が変わります。 これは今も昔も変わらないシステム。

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4000ワットのパワーをジェネレートする、トランスフォーマー。 昔はこの何倍もあるよく電柱に乗っかっている黒い鉄の塊のようなトランスだったそうですが、今は小型化されてます。

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ライトアップの操作を完了すると”Niagara Official Illuminator” であることの証明書がもらえます。ちゃんと、ナイアガラ公園管理局の局長の直筆のサイン付き!  

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なんと、タヌキ(?)が来てました。 昔はここでエサを上げていたことがあったそうで、タヌキの大家族総勢14匹も来たことがあったとか。 今でも近くまで行っても逃げようとしません。

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ナイアガラのライトアップに要する費用は、人件費、電気代全てで1時間$85との事。情報開示が徹底していますが、意外にお安いですね。

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 1860年からずっと続いているライトアップですが、第一次世界大戦と第二次世界大戦の最中、そして1938年の寒波の際に水力発電所が氷で停止になった際、この3回だけが照明を中断したのだそうですが、日本の開国の歴史とほぼ同じだけ歴史があるという事には驚きました。ちなみに1853年、黒船4隻でフィルモア大統領の親書を携えて浦賀に入港し日本の開国を迫ったペリー提督は、3兄弟と共に1812年の米英戦争の際にこの地ナイアガラで戦い、エリー湖の湖上戦で勝利し、当時不利だった戦況の好転に大きな功績を残したのでした。もし、この時の勝利が無ければ、日本開国の指令も与えられなかった、、だとしたら今日の日本もひょっとすると・・・・・今と違う姿になっていたかもしれませんね。ナイアガラと日本現代史の意外な接点です。

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