この記事は1年以上前に掲載されたものです。現在は内容が異なる場合がありますのでご容赦ください。

NY5番街のミュージアム・マイル「フリック・コレクション」「グッゲンハイム」etc..

ニューヨークにこんなにも「静寂で気品のある空間」があったのかと驚くような、まさに美術館の奥座敷とも言えるのが「フリック・コレクション」です。館内は残念ながら写真撮影が禁止されていますが、カメラなんかに捉われずにこの建物の空間と作品とそして今の時間をじっくり味わってもらいたいとでも言いたいのでしょう。そしてその意図を十分に納得することができます。

09013b8693053a6a3e51-L

ヘンリー・クレイ・フリックは鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの鉄鋼会社に共同経営者として迎えられ、有り余る財を築きあげ、美術品の収集にのめり込んだのだそうです。彼が実際に住んでいた邸宅が美術館になっていますが、ユニークなのは彼が飾っていた通りのそのままの順で作品展示されている事です。他の美術館とは一味違った空間となっているのはそういった理由からかもしれません。

e390b8c3a7ff22b60735-M

ここには、フェルメールの作品が3点も展示されています。中庭に面した回廊に「兵士と笑う女」「中断されたレッスン」そして少し離れた部屋に大きな「婦人と召使」が展示されています。フリックコレクションのしっとりとした空気の中でのフェルメールは、メトロポリタン美術館ナショナル・ギャラリーのフェルメールとはなんとなく、違った印象がします。

c5ab99eac717700cc413-M

メトロポリタン美術館の北89丁目に「国立アカデミー美術館」(National Academy Museum」があります。アートのブティックのようなショーウィンドウがあるので思わずお店と間違えて中に入ってしまいますが、ギフトショップを抜けると立派な美術館になっています。

dcf3e50691f5307c7d5d-L

ニューヨークで一番古い歴史を持つ美術館だそうです。運営母体の国立アカデミーは1860年代に公募を行って23丁目と4番街に最初のアカデミーを設立したとあります。2年毎にアカデミー会員以外の一般作品を公募して展示が行われるそうですが入選するのは相当に難しいそうで、ちなみに次回の公募は2010とのこと。

a43ca0a35f50e7b6244e-M

帝国ホテルなどの設計で有名なフランク・ロイド・ライトの設計「グッゲンハイム美術館」です。

cc58d27405f611762a4d-L

渦巻き状の超モダンな建物にもかかわらず5番街の落ち着いた街並みにしっくりと溶け込んで全く違和感を感じさせないのは不思議です。見慣れているせいもあるかもしれませんが、どう皆さんはお感じになるかご自身の目で確かめてみてください。

152f73612b007ac07a61-M

 館内は残念ながら写真撮影が禁止されているのでロビーしかお見せできませんが、どこから撮ってもすべてアートになっています。

74101b0d380b04385168-M f4176fd4606ae843510f-M
0926a0446f8a2e173b30-M 3152465dc291816f021d-M

つぎは、104丁目にある「Musuem of City of New York」です。ここまで訪れる人ニューヨーカーでもあまり居ないでしょうね。ただ自然史博物館のすぐ南隣にある歴史博物館にもレシートを持っていくと入れるのでニューヨークの歴史に興味のある方にはお薦めかもしれません。16世紀の大航海時代にニューヨークを発見した英国人のヘンリー・ハドソンの帆船の模型やオランダ人の入植から交易によってニューヨークが発展する様子などが展示されています。写真も多く展示されています。

93cfaa7989e5db6e70d8-L

次はスミソニアン・インスティチュートの運営の「クーパー・ヒューイット・国立デザイン博物館」です。MOMAやメトロポリタン美術館にも工芸品が数多く展示されていますが、ここはアメリカで初めてのデザイン専門の美術館として1897年に創設されたそうです。日常的に使う食器、家具、諸々の工芸品など紀元前のから現在までのデザインに関わるありとあらゆるものが展示されています。ギフトショップも充実しているので是非時間が許せば訪れてみてください。

0276c466a77db1cd45d3-L

建物は鉄鋼王のアンドリュー・カーネギーの邸宅を修復したものです。1901年に完成したそうですが、鉄骨を初めて使用し、またオティスのエレベータを備えたアメリカで最初の建物だったそうです。またセントラルヒーティングとエアコンを備えていて、地下の2つのボイラーに石炭を貯蔵庫から運ぶためのミニ機関車も備え付けられていたそうでうす。

31966b1701b1aa0c4b08-M

ミュージアム・マイルにはこのほか、105丁目の「バリオ美術館」(El Museo del Bario、92丁目の「ユダヤ美術館」(he Jewish Museum)そしてもちろんメトロポリタン美術館など全部で9つの美術館があります。フリックコレクションは南に離れているので含まれませんが、ここだけでも半日かける価値は十分にあると思います。アメリカ東海岸は西海岸と比べると歴史の厚みが各段にあって美術館1つみても奥が深いですね。1日ゆっくりとミュージアム・マイルを散策されてみてはいかがですか? 

[geo mashup map]

 【関連記事】
・・巨匠ライトの建築の世界を垣間見る。シカゴ郊外フランク・ロイド・ライト邸
5番街のミュージアム・マイル「フリック・コレクション」「グッゲンハイム」
 ニューヨークで是非訪れてみたい『メトロポリタン美術館』メソポタミア館
 ニューヨークで是非訪れてみたい『メトロポリタン美術館』ギリシャ・ローマ館 
ミュージカルの前は優雅にディナー大満足のイタリアンレストラン
味もサービスも良し、座り心地の良いレザーの椅子も完璧!
レストランウィークでお得にグルメを楽しむ。 :Park Avenue Winter ~
一度食べたら病み付きになる「ピーター・ルーガー」 
地下の隠れ家的な雰囲気のステーキ・ハウス『クォリティー・ミート』

関連ツアー】
ニューヨーク1日市内観光
ニューヨーク1日市内観光 ~マンハッタンストーリー・デラックス~ 
新・地下鉄で行く自由の女神とグラウンドゼロ
ブロードウェイ・プリシアターディナーとミュージカル・ナイト
ニューヨーク・シティーパス ~9日間有効なお得なパス~
ニューヨーク・ダブルデッカーバス(乗り降り自由)クーポン ALL LOOP
マンハッタンとニューヨーク郊外の情報満載の【NY特集サイト】はこちら!

関 克久

Sales & Marketing Div., GM at JTB USA Inc.,
旅行のプロデュースに携わって30年。趣味は写真。「百聞は一旅に如かず」旅に出て初めてわかるのは、実は故郷の良さなのかも知れません。旅は百薬の長がモットーです。
関 克久

Comments are closed.