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現地オプショナルツアーのJTB ルックアメリカツアー

アメリカ国立公園の宝庫「グランドサークル」をRV(モーターホーム)で駆け巡る!

2002年公開の映画『About Schmidt』(邦題『アバウト・シュミット』)は、長年勤めた保険会社を定年退職した男の物語だ。
ジャック・ニコルソンはこの哀感漂う老人役を見事に演じて、ゴールデングローブのドラマ部門主演男優賞を受賞した。
話は主役のウォーレン・シュミットが定年退職する日から始まるが、翌朝、妻と一緒に庭先に置いたトレーラーハウス
朝食をとるシーンがある。 彼女は夫の退職後、一緒に車で旅するのを心待ちにしていたのだ。
そのトレーラーハウスは長さ10m以上の大型のもので、台所トイレリビングルームベッドルームまで
しっかりと内装を施した立派なキャンピングカーである。

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アメリカでは、リタイアした夫婦がこのようなRV(Recreation Vehicle:モーターホーム)
旅して回るというのはよくある話で、RVは一大産業のひとつ。 最近では家具や内装のレベルも格段に上がって
ホテル並みの快適さだ。まさに普段の生活をそのままに自由に移動できるRVの旅は格別だ。

2010年はRV誕生100周年

 さて、Recreation Vehicle Industry Association (RVIA)によると、今年はRVの歴史が始まって
ちょうど100年目だそうだ。1910年、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで紹介された
ピアス・アロー社ツーリング・ランドゥー」という車がキャンピングカーの第1号とされている。
ピアス・アロー社はニューヨーク州バッファローに本社を置く超高級車のメーカーで、そのクオリティの高さは
厳密な品質管理に支えられ、ロールスロイスをもしのぐ絶大な信頼を誇っていたという。

このツーリング・ランドゥーはお抱え運転手によるリムジン様式で、トイレや流し台、収納スペースやベッドも備え、
運転手とは電話で会話するというラグジュアリーなものだった。ちなみに、平均年収が750ドルの時代に
この車の基本価格は8,250ドルだったというから、どれほど高級だったかが分かるだろう。

 その後、T型フォードのような大衆車の普及とともに、RVはますます盛んになった。
彼らのようなキャンパーは当時「Tin Can Tourist」(Tin Can=ブリキ缶はT型フォードのニックネーム)と呼ばれ、
1920年ごろにはフロリダなど各地に専用のキャンプ場が生まれた。そして50~60年代にはRVは全盛期を迎え、
より快適でバラエティー豊かな車種が登場した。インディアナ州のエルクハートにはRV/モーターホームの殿堂があり、
その歴史やコレクションを展示した博物館も併設されている(www.rvmhhalloffame.org)。

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 現在アメリカにはRVパーク(専用キャンプ場)が1万カ所以上あるといわれる。
中にはリゾート並みの施設を備えているところもあり、セキュリティーも安心だ。

グランドサークルの指揮な場所に車を停めてピクニックや写真撮影ができるRVの旅。
この夏、100周年を記念して、家族や友人と自由に駆け巡ってみたい。


ブライスキャニオン国立公園
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グランドキャニオン国立公園
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アーチーズ国立公園
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アンテロープ
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【参照サイト】
キャンピングカー(モーターホーム)関連ツアー・サービスを見る
キャンピングカー(モーターホーム)の設備・楽しみ方、情報を見る

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