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現地オプショナルツアーのJTB ルックアメリカツアー

不気味でノスタルジックな雰囲気が漂うアメリカの文化遺産、旧トランス・アレゲーニー精神病院

アメリカ

トランス・アレゲーニー精神病院(Trans-Allegheny Lunatic Asylum)は、ウェストバージニア州の中央部、ルイス郡にあるウエストン(Weston)にあった病院です。1994年に閉院され廃墟となっていた病院が、近年、ツアー参加者に公開されています。この石造りの建物は、アメリカで最も大きいハンドカットの石組み構造の建築物のひとつで、アメリカの国定歴史建造物(National Historic Landmark)に指定され、文化遺産として保護されています。日本でも軍艦島が世界遺産に登録されるなど、廃墟は、なにげに注目の観光スポットなんです。廃墟(Abandoned Places)写真を投稿するインスタグラマーの中には、100万人以上のフォローワーを持つアカウントもあるくらい。廃墟の物悲しい雰囲気、独特で、不思議な魅力を感じてしまいます。

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この病院はウェストバージニア州の州立病院として1864年に開院。開業当初250人収容予定だった施設が、ピーク時には、その数は2400人以上にものぼっていたそうで、決して環境の良い病院ではなかったようです。また、ここではロボトミーというアイスピックのような用具で、前頭葉を脳のその他の部分から切り離す手術など、今日では危険なものと考えられている治療が施されていたそうです。現在、建物の1階の一部が博物館になっていて、当時の治療の様子がマネキンを使って再現され展示されていました。病院内の壁は、こんな感じのピンクやブルー、黄緑、黄色系の淡い色が使われていて、そんな危険な治療の様子とは対照的な印象でした。

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鉄格子のついた病室の窓から、ウエストバージニアの綺麗な紅葉が見えました。

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非常階段。よく見ると、鉄に、私好みの素敵な模様が施されていました。

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医師の居住エリアはこんな感じでした。

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広大な敷地内に、朽ちかけた建物が点在しています。

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これなんだかわかりますか?コンピューターのおじいちゃん的存在?タイプライターです。

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4月上旬から11月上旬のシーズン中は、予約なしで参加できるツアーがあります。冬の間はオフシーズンのため、ツアーへの事前予約が必要です。ツアーの日程や休館日は、トランス・アレゲーニー精神病院のウェブサイトでご確認ください。

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by ya

 

トランス・アレゲーニー精神病院
(Trans-Allegheny Lunatic Asylum)
50 S River Ave,
Weston, WV 26452
http://www.trans-alleghenylunaticasylum.com/

 

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