ニューヨークの12丁目、5番街のユニバーシティー・プレイスの間、普段は気が付かないくらい地味な店構えのステーキ・ハウス「ストリップ・ハウス」。目の前にザガットでもいつも人気トップ・ランキングに入る派手な”Gotham Bar & Grillがあるので余計に目立ちませんが、ステーキハウスとしてはNYCで3本以内に入るレストランです。
「今日はストリップ・ハウスに行くんだ。」というと誤解されそうですが、店内は赤のビロードの壁で相当暗いのと、ラウンジに人が多いこともありますが、妖艶な雰囲気に包まれてます。
( ↓ パンの盛り合わせ、小ぶりなのがいいですね)
店内には、1900年代初頭にウィーンにあった写真館“Studio Manasse”で撮ったヌード写真が飾られています。 Studio Manasseは当時ポートレート写真の域を越えたエロティックなイメージをかもし出す作品で一世を風びしたそうです。
( ↓ オイスター 東部のと西部の2種類盛り合わせ)
前菜はシーフードが充実しています。中でも2~4人でシェアできるシーフード・プラターは、盛り付けもインパクト十分。骨付きのリブ・アイ(22オンス)。メニューの3番目に書いてあります。日本人には22オンスを平らげるのは至難の業ですが、骨を重さを抜かすと16オンス程度なのでこれもお勧めです。
メニューの2番目にある、フィレミ二オン。10オンスと20オンスが選べます。
そして、メニューの1番上にある、ニューヨーク・ストリップ。16オンスと20オンスと選べますが、やはりこれが絶品でした。
ウェイターのお勧めの付け合せは、Crisp Goose Fat Potaties。どんなポテトかと思いきや、かわいらしいサイズのものでした。ピーター・ルーガーのドーンとデカイサイズとは盛り付けのデリカシーさが違いますね。
Black Truffle Creamed Spinach。ピーター・ルーガーのも美味ですが、よりまろやかな味でステーキの付け合せとしてはピッタリです。
ここのデザートの極めつけ。Strip House Chocolate Cake 高さが18cmもあって、「フラットアイアン・ビル」と名前を変えた方が面白いと思いますが、 4人で分けても十分な量です。こってりとしたチョコレート風味で甘すぎず、これなら幾らでも食べれます。
チョコレートケーキには、アイスクリームを合わせて注文するのがここの、しきたりだそうです。
1時間以上待ち覚悟ならフラッと来て、バーで待つのもそれなりの過し方ですが、やはり週日でもちゃんと予約をして行かれた方がいいでしょう。
ラスベガス、キーウェスト、ネイプルス、ヒューストン、リビングストンNJにもお店がありますが、「ニューヨークのストリップ小屋で絶品のステーキを食する」このフレーズの響きに、すでに味がありますね!
Strip House Steak House
13 E 12th St, New York NY
www.striphouse.com
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