今年は第16代大統領リンカーンの生誕200年にあたります。オバマ大統領は就任式の宣誓でリンカーンの遺品の聖書を使用するなど、「奴隷解放の父」とされるリンカーンを尊敬しているそうですね。この写真はダウンタウンの「フェデラルホール」の2階で行われているリンカーン展にあったものですが、こんなにリアルな写真はあまり見たことがありません。
フェデラルホールのあまりにも有名な巨大なジョージ・ワシントン像です。ここはニューヨーク最初の市庁舎があった場所で、第1回の米連邦議会が招集されて1789年4月30日、ワシントンがアメリカ初代大統領として就任演説を行った場所でもあります。
階段を登りワシントン像の後ろから眺めるとニューヨーク証券取引所(巨大な星条旗が掲げられている)が正面に見えます。ウォール・ストリートは、このフェデラルホールの前の通りです。
フェデラルホールの中に入るとロビーの一角にワシントンが1789年4月3日に行った就任演説の原稿が展示されています。ものものしく金庫の中に納まっていますが、どうもこれはコピーで本物はワシントンの公文書館にあるようです。
これはリンカーンが弁護士だった時の弁護士事務所の入り口と本棚の鍵だそうです。リンカーンにまつわるありとあらゆるものが展示されています。
1841年のリンカーン直筆のレターだそうです。若い弁護士だった彼は不法侵入から殺人までいろんなケースを扱ったとのことで、これは単純は不法侵入のケースに関するレターだそうです。パートナーの弁護士のサインもあります。
1851年に書かれたAlton and Sangamon Rail Road Companyという鉄道会社のケースの証拠として使われたリンカーン直筆の書類だそうですが、彼が株主の1人として名前も記載されています。彼の生涯で株主になったのは2回だけだそうですが、これはそのうちの1つとの事。
リンカーンの署名入りの写真です。Mathew Bradyという写真家の作品だそうですが、大量生産されてベースボールカードのように収集されたのだそうです、リンカーンを尊敬するオバマ大統領もひょっとするとコレクションとして持っているかもしれませんね。
ツーリストで賑わっているダウンタウンですが、オバマ大統領が就任してからはヨーロッパの人たちのアメリカに対するイメージが格段に良くなっているそうで、最近はドイツ人やフランス人の観光客が増えてきたように思うのは気のせいでもないのかもしれません。
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Federal Hall National Memorial
26 Wall Street
New York, NY 10005
(212) 825-6990
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