サンフランシスコ発ナパバレー・ワイナリーツアー SFO郊外のワインカントリーを訪れる人気ツアーその② - スタッフブログ｜JTB ルックアメリカンツアー

ここでは、ワイン愛好家・長谷川さんがツアーの際に訪れた2つのワイナリーについての詳細リポートをお届けします!一軒目のガーギッチ・ヒルズ・エステートというワイナリーは、かつてシャトー・モンテリーナでワインメーカーとしてその名を馳せたマイク・ガーギッチが独立して作ったワイナリーです。

バスから降りると、もう空気はワインのにおいです。入り口には品種の表示がついた様々なぶどうが植えられていました。ぶどうも品種によって葉の形状がずいぶん違うものです。実を食べてみると意外と甘かったです。このように十分に糖分が出たぶどうは、セミスイートやデザートワインなどに使われ、11月過ぎまで収穫を待つものもあるようです。

ガーギッチでは5種のワインを試しましたが、5種中5種とも全て満足のいく味でした。ロングアイランドワインは5種味わえば、合格点は3種ぐらいなのですが、さすがガーギッチはレベルが高いと感激しました。中でもカリフォルニア種として有名なジンファンデルはかなり美味。ガーギッチ氏はこの種を有名にした人として米ワイン史に名前が刻まれています。

当日はご本人には会えませんでしたが、　86歳でまだ元気にワインを造っているそうで、時々はテイスティングルームにも姿をみせるとか。ガーギッチのワイナリーでのおすすめはオークの香りが効いたシャルドネ、また最もおいしかったのは、カベルネ・ソーヴィニヨンでした。ワイン入りのチョコレートも発売しており、これもお土産に手ごろでした。

次に訪れた場所はファミリー経営のＶ．サットゥイ・ワイナリー。僧院のようなツタの絡まる建物が魅力的なワイナリーです。樽の貯蔵庫には、昔の搾り機などが展示されている小さなワイン博物館もありました。ここで、サンフランシスコ在住30年以上というベテランガイド・村中氏が、ワイン、樽、コルクについて説明をしてくれ、ツアーがより一層内容の濃いものなりました。同ワイナリーの敷地内には、ディーン＆デ・ルーカのデリカテッセン部門が入っており（通りを渡ったところに大きな店舗があります）、ここでチーズやサラミを買って、外のピクニックテーブルで昼食を取れるようになっていました。

テイスティングルームはかなり広く、ワイン以外のグッズも充実しているので見ているだけで楽しくなります。ワイン販売はボトル単位のみ。一人ではさすがの私もランチ時間内に1本は飲みきれないのでボトル買いは諦め、試飲しながら食事することにしました。ここの試飲代は5ドルで6種ものワインを試飲（ツアー代には含まれておりません）できました。

バゲットをバッグに刀のように差し、ソフトチーズをかじりながら試飲している私の姿は周囲から見たらかなり奇妙だったでしょう。でも旨いワインさえ飲めれば格好などどうでもいいのです!!　ここもジンファンデルがいい出来でした。味に深みがあり、飲み口はスムース、美しい濃いルビー色、香りも華やか！サットゥイのワインは市販されておらず、このワイナリーでしか買えないため、気持ち的に付加価値が高くなります。値段も手ごろだったので（1本15?）このジンファンデルを2本購入し、サットゥイを後にしました。