ルックツアーの人気コース「アメリカ大自然グランドサークル５日間」の見所、２日目からご紹介します。
ユタ州国道１２から２４を走るルートは風光明媚だ。２４号沿いにあるユタのもう一つの国立公園がキャピトルリーフ。有名なキャスルロックを背景に建てられたビジターセンター。中にはこの公園を全ぼう出来る模型が展示されていて近辺の地形をわかり易く説明しており、時間を有効に使うことができる。この公園に関する資料はここで貰うことが出来る。
フレモント族の残した壁画
１８００年代に入植して来たモルモン開拓者たちの汗と苦労の跡がいまフリエタ（フルーツ）の村として残されている。この村の中にある巨大な岩壁の根元に刻み込まれた絵の目的はなんだったのかは未だに解明されていない。いろいろと言われている幾つかの人類学者の理論も反論される余地も多くこれと言った決め手が得られないようだ。数百年間もの雨風に晒されてなおかつこれだけ跡を残す壁画は一見の価値ある大切な歴史でもある。
ユタ州立公園。遠く右側にキャニオンランズ国立公園がみえる。コロラド川の激流に浸食され１８０度のカーブに削り取られた石灰岩層で創り上げられた景観。私達を身体ごと飲み込んでしまうようなこの絶景はガチョウの首と呼ばれる細長いメサが中心になる。その突端に馬の背にまたがり一服するタバコに火をつけるカーボーイの姿を撮ったコマーシャル写真は世界的に有名になったところでもある。
パークアベニュー。マンハッタンにある大通りから付けられた名前。両側を覆う大きな壁の群がまるで大都会の高層ビルデングを彷彿させてくれるから、ともいわれている。が、実際のところこの壁はあまり厚くなく今にも強風に吹き落とされそうな薄さでバランスを微妙に保っているだけ。ここから乾ききった川底に沿って歩くトレイルが次のストップポイントのコートハウスセクションまであるので時間があれば散策するのも面白い。歩いているとアーチーズの世界に類のないユニークさが分かる。
バランスド ロック
お勧めのビューポイント。バランスロック、と書かれていないところに注意。デリケートなバランスを保って上部の頭が落ちそうで落ちない。が、地質学の常識としてこのバランスもいつか崩れることは免れずこの姿も消えていってしまう。そうなる前に私たちは時間をかけてこの岩の周りの散歩道をぐるりと一回りするべき。近寄るとこの岩の大きさが拡大されるだけでなく、ほんのわずかなバランスの素晴らしさがわかる。
ダブルアーチ
お勧めのビューポイント。
二つのアーチが一つの根元から天空に向かって虹をかける様に突き出しているダイナミックさはここだけの物。１９８９年、インディアナジョーンズの映画“最後の聖戦”の冒頭シーンで撮影された所。滑り落ちないように岩をよじ登ってみると この公園の膨大な面積が手に取るように見える。夕陽の兆しが岩の赤い色を更に際立たせ始めると又別のアーチーズの美しさが写真に撮れる。
モアブのベストウエスターンイン
今晩の私達のホテル。モアブの名は聖書の中でも出てくる町。ここもまたモルモン開拓者達発展の地。コロラド川が町の北部を取り囲む様に流れ昔の水路による交易の盛んだった時代を物語ってくれる。ここで毎年行われる夏の“星空の野外コンサート”は一度は是非聞いてみたい素晴らしいもの。この町の産業としてよく知られているマウンテンバイク、ジープは岩肌の上をひっくり返りそうになりながら走り回るスポーツ。アメリカではこの町が一番とされている。ホテルのすぐそばにあるスーパーマーケットで買い物が出来るのが便利。
※観光ルート、ホテル、内容は変更となる場合があります。
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