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「ナイアガラの滝」だけがナイアガラじゃない「知られざるナイアガラ」

ナイアガラ

「ナイアガラの滝」はイグアスの滝、ビクトリアの滝と並ぶ世界3大瀑布。滝はもう見たという方「ナイアガラ」もまだまだ見所はたくさんあるのです! そんな「ナイアガラの奥座敷」(古いねェ~)をご紹介します。まず、300年の歴史を誇る「OLD FORT NIAGARA」ナイアガラ要塞。植民地戦争時代は、ナイアガラ河の河口に位置し、五大湖への航路をコントロールできるため戦略的には最重要拠点でした。1825年のエリー運河の完成でその重要性は薄れましたが、フランス、イギリス、アメリカ、イギリスと熾烈な覇権争いがあったそうです。

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ナイアガラにこんなに歴史的史跡があったとは驚きです。ちなみにナイアガラの滝は1678年の12月7日、フランス人の宣教師ルイ・へネピンによって発見されました(もちろん先住民族であるインディアンはとっくに知っていたわけですが)。

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要塞を死守していた当時の兵士達が使ったものが、そのままで残っています。

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ここで遠い祖国を思って皆で食事をしたんでしょうか。

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天井から吊り下げられたカヌー。カンナなど無い時代なので、梁も荒削りのあとがリアルに残っています。

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厳しいナイアガラの冬を、この暖炉の前で暖をとり過ごしていたのでしょう。ちなみにこの要塞はアメリカ側にありますが、今でも大砲がカナダ側を向いているそうで、カナダ人にとっては不愉快な要塞なのだそうです。

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さてナイアガラの滝といえば「シェラトン・フォールズ・ビュー」「シェラン・オン・ザ・フォールズ」がホテルの定番ですが、奥座敷的な「シブい」ホテルもあるのです。アメリカサイド、滝から30分ほどのルイストン(Lewiston)という小さな街にある、バートン・ヒル・ホテルBarton Hill Hotel & Spa(→Niagara Crossing Hotel & Spaに名前が変わりましたです。スパも充実しています。

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一見、由緒のある古い建物のようですが実は新築なので、設備も良く安心して泊まれます。部屋は天井が高く広々としています。窓がひざの高さあたりから開いているので、椅子を窓際に持ってきて外の様子をゆっくり眺めるひと時も楽しめます。

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まずはお部屋の写真をご覧下さい。どこのお部屋からはこのブログの一番下で種明かしをしますので、お楽しみに。

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撮影のアングルがなぜか下の方からになってますね。

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さて、折角ナイアガラのお話なのでナイアガラの滝をご紹介します。と言ってもカナダ滝がナイアガラではありません。これはアメリカ側の滝です。アメリカ側からでも十分に楽しめるんです。

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このずーっと後ろが、U字型になったあの滝つぼです。

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あの「霧の乙女号」(The Maid of the Mist)もちゃんとアメリカ側からも出ています。カナダ側より混雑していないのはありがたい。

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さて、これまたマイナーなナイアガラの滝の名所、といっても小学校のヒストリーでは必ず勉強させられる「エリー運河」です。エリー運河はハドソン川と大西洋を海面レベルで繋ぎ、ナイアガラ川と五大湖を海抜183メートルで繋ぎ、五大湖と大西洋までの船運を可能にした全長584キロの大運河です。ニューヨーク州北西部の発展はこの運河によってもたらされたのだそうです。

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今でも立派に機能していて、水門もちゃんと開閉し跳ね上げ橋もあります。当時はオーバニーとエリー湖の標高差183メートルを克服するためには水門を50個以上作らなくてはならず一大事業だったそうです。

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エリー運河が全通したのは1825年ですが、黒船来航のペリー提督はフィルモア大統領の日本開国の指令を受け浦賀に出港する前に、この運河の視察を行ったそうです。

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このエリー運河クルーズを立ち上げた、キャプテンのマイクさん。学校の社会見学や、ウェディング・クルーズで大忙しだそうです。

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運河沿いの史跡、建物はあっち向いていても説明してくれます。「ここは昔は金物屋、いまはコンピューターの店だ」などなど。ジョークも楽しい。

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というわけで、ナイアガラの滝だけがナイアガラではない「ナイアガラ」のご紹介でした。では、お部屋の写真の種明かしです。実はこれは、バートンヒルホテルのロビーにあるドールハウスの中でした。ルイストンの街に住む方がこつこつと作ったのだそうですが、ランプや暖炉の薪に至るまでビックリするほど精工に作られてました。

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【参照サイト】
OLD FORT NIAGARA
PB Box 169, Youngstown, NY 14174

NIAGAR CROSSING HOTEL & SPA
100 Center Street, Lewiston, NY 14092

 

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