あまりにも有名なこの風景、モニュメントバレーの顔とも呼ばれるこの三つのビュートとご対面。それまではほとんで誰も知らなかったこのモニュメントバレーは、1938年、ジョンフォード監督の映画“駅馬車”でその稀な景観と男優ジョン・ウェインを世界中に紹介することになります。 以後、数え切れない映画がここで撮影されています。
モニュメントバレーはの正式名称はモニュメントバレー・ナバホ・トライバル・パーク。 ナバホ国の中にあって米国政府からは一応独立した国家となっているため、内務省の運営する国立公園管理下にはなく、すべてナバホの人々の運営、管理となっています。 ザ・ビューホテルができるまでは唯一の公園内のホテルだったグールディングスロッジには、博物館もあってジョン・ウェイン主役の映画いまつわる展示品や、グールディング夫妻の居間などが再現されています。
膨大な砂漠の中に取り残された、メサと呼ばれる巨大なテーブル状の台地や、メサから気の遠くなるような年月をかけた侵食が進んで巨大な壁や細い塔のようになったビュートの群。 まるで意思をもった巨大な記念碑のようにも見えます。 大自然の神秘と地形が人間の手では絶対に造ることの出来ない芸術を、一秒毎に色を変え、形を変えて私たちの目を引き付けてくれます。特に朝日があたり始めるとき、夕暮れ時の光と岩肌が作り出す光景は、まさに息を呑む美しさです。
『母なる大地よ、父なる大空よ』と、ナバホの詩が聞こえてきそうな神秘的な瞬間!黒いシルエットと黄金色の光線が触れあった時、私達に又新しい一日の到来を告げてくれます。
現在はナバホの人々の居留区になっていますが、1200年代にはコロラド州、ニューメキシコ州、ユタ州、アリゾナ州の州境が十字に交わるフォーコーナーズと呼ばれるエリアには30万人もの先住民族が居住していたそうで、今でも当時の遺跡が数多く発見されています。 メサベルデ国立公園のクリフ・パレスやバルコニー・ハウスに代表されるように、どの遺跡も当時の民族が1300年頃を境に忽然と姿を消してしまったという事実は、今でも謎になっています。
恐竜の足跡を発見! グランドサークルを中心に、千ヶ所以上も発見されているダイナソートラック。太古の昔、このあたりを闊歩していた重さ数トンの恐竜達も、いまから六千五百万年前を最後に突然地球上からその姿を消してしまいましたが、彼らの足跡をたどると、数億年前の弱肉強食時代が頭の中で浮かんできます。
なかには、サイコロのような微妙のバランスをとった岩もありました。ニューヨークのクーパー・ユニオン・スクエアにはそっくりの彫刻作品がありますね。
ザ・ビューホテルのあるビジターセンターからは夕陽を浴びた3つのビュートのベスト・ビューを見ることができます。 太陽が沈む頃には写真マニアの三脚がパーキングのあたりに林立、刻々と変化する光と、岩肌の表情を写真に収める事ができます。 まさに光と岩と時間が生み出す大自然の芸術といえるでしょう。
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