日本でも近年名前が知られてきているアイルランドの祭日のひとつが毎年3月17日のセントパトリックデー。
アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日を祝うお祭りです。この日はシャムロック(クローバーのマーク)や緑色の服装やアイテムを身につけて、アイルランドの伝統料理を食べ、ミサに参加するのが伝統です。
ニューヨークではなんといってもパレードが有名。ニューヨークはもちろん、全米のアイルランド系移民の団体やコミュニティー、グループが次々に行進します。 アイルランド民族衣装であるチェックのスカートを履いたやアイリッシュパイプを吹く男性達やシャムロックで飾りたてたダンサーたちなどいろんなグループが練り歩きます。
今では世界各都市で行われるこのパレードも実は発祥はニューヨーク! 早くも1762年に、母国を離れたアイルランド兵士たちが聖パトリックの命日にニューヨークを行進したことが始まりです。今でも世界最大のセントパトリックデーパレードとして毎年150,000- 250,000 人が行進し、約2百万人の観客が5番街を埋め尽くすといわれています。
ちなみにこれまでで一番大きなパレードとなったのは、2002年。この年は前年の同時多発テロの被害者や警察官達を敬して盛大に行われ、300,000人が行進し、3百万人の観客がパレードを見守ったそうです。さて、そんなセントパトリックデーパレードも今年でなんと250回目を迎え、なにやら豪華なパレードになる予感。パレードは5番街44丁目がスタート。50丁目のセントパトリック教会前も通り過ぎて、83丁目~86丁目メトロポリタン美術館の付近、アメリカン・アイリッシュ・ヒストリカル・ソサエティーまできて終了です。
なんとスタートが11時、そして最後のコミュニティーがゴールするのは午後の4時~5時!なんとも盛大なお祭りパレードです。
5番街を埋め尽くす観客ももちろんグリーン! さすがアイルランド人、朝からアイリッシュビールやお酒を飲んで上機嫌♪ お祭り大好きな人種だけあって陽気に歌って騒いでます。アイルランド人じゃなくても全く問題なし!地元の人も観光客も道で売ってるセントパトリックグッズを身につけてパレードを応援します。
この時期ニューヨークのお土産屋さんではシャムロックのついたセントパトリック用のTシャツが手に入ります。(下写真は数年前にパレードを観に行った時にノリで購入したもの・・・苦笑) 普通のI♡NYのTシャツよりも可愛いですね。
ニューヨークにはサンクスギビングパレード、ゲイパレードなどなどいくつか有名なパレードがありますが、この世界最大のパレードは一見にしかり。
2011年の3月17日は今週木曜日!平日なのにみんななにやってんの?むしろ、NYの警官達もみんな大集合で行進してて この間ニューヨークの安全は誰が守ってるのか。。。そんな疑問・不安もありますが・・・・とにかく楽しんでみようセントパトリックデー!!!!
【関連サイト】
● セントパトリックパレード公式サイト
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