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ダラスで見てみたい”THE SIXTH FLOOR MUSEUM”  ジョン・F・ケネディー大統領の最後の日を展示した博物館

ヒューストン・ダラス

ダラスで是非訪れてみたいのが“The Sixth Floor Musem”。名前からは「一体何の博物館なんだろう?」と思いますが、1963年頃に物心がわかる歳だった方は下のビルの写真に見覚えのある方も居るかもしれません。 もっとも当時は白黒写真でした。1963年11月22日、東京オリンピックの前年、日本とアメリカ間で初めての衛星通信のテレビ中継で、飛び込んで来たニュースはジョン・F・ケネディーの暗殺の知らせでした。 初のテレビ中継とケネディー大統領の暗殺という重大ニュースが偶然にも重なって、鮮明に記憶に留めている方も多いのではないでしょうか?

この6階と7階がケネディー大統領の暗殺にまつわる資料を展示した博物館に なっていて、世界中から多くの人が訪れています。

入場料は$13.50でオーディオガイドが付いていますが、中は残念ながら全て写真撮影禁止で撮影が許されるのはこのチケットを買うエリアのみ。 暗殺される直前のオープンカーに乗ったケネディー大統領とジャックリーンの写真が飾られています。

りー・ハービー・オズワルドがJFKを狙撃(ウォーレン調査委員会ではそう結論している)したとされているのはこのビルの6階の右端の窓。 1つだけ窓が四角になっていて、半分開いているところが彼がライフルで狙撃したとされている所で、当時のまま書籍を入れたダンボールの箱が積まれています。

この窓から、斜め右の方向約7,80メートル下をゆっくり前方に進む車列に向かって3発を発砲したとされています。 実際にその場所から見ると、車列はその窓のまん前に向かってヒューストン通りを進んで来ているので、なぜ一番狙いやすかったそのタイミングを逃してわざわざ狙いにくいエルム通りに曲がった後に狙撃したのか? という疑問がまずわきます。 狙撃の直後にジャクリーン婦人が、車の後ろのトランクの上に乗り出しているシーンが有名ですが、後ろに飛び散ったケネディー大統領の頭部破片を拾おうとしたと後に証言しているように、後ろからの弾丸で何故後ろに散ったのかも疑問が残ります。

上記の写真がエルム通りですが、実際にその場所に行って写真を撮っている人も多くいました。博物館にもギフトショップはありますが、その隣にもミュージアム・ストアとカフェがあります。

この博物館のある一角は、WEST END HISTORIC  DISTRICTと言ってモートン・ステーキハウスを始め多くのレストラン、水族館、ボディーズの展示、セグウェイーツアーなどがあって観光客で賑わっています。

大統領の暗殺現場が今はダラスで1番のツーリスト・アトラクションになっているのは、47年という時のなせる業かも知れませんが、訪れる人の展示物を見入る真剣な眼差しは大変印象的でした。1976年に行われたギャロップの調査では、オズワルドが単独犯だと信じる人は11%、1983年の調査では69%の人がこれ以上の政府の調査を望まない、2003年のABCの調査では70%の人がなんらかの陰謀だったと思う、と答えているそうです。”Why?,   For and with Whome?  unanswerd” と書かれていましたが、真相は依然として謎のままです。

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【参照サイト】
The Sixth Floor Museum
411 Elm Street
Dallas, TX  75202
http://www.jfk.org/


【参考記事】
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関 克久