2006年にトニー賞で最優秀ミュージカル賞を獲得したブロードウェイミュージカルジャージーボーイズ(Jersey Boys)
先日観てきました!ジャージーボーイズはニューヨークのお隣ニュージャージー州出身のミュージックバンド’フォーシーズンズ’の結成当時からロックの殿堂入りを果たすまでのストーリー。 1960年代に活躍した彼らを取り巻く環境や成功していく過程をドキュメンタリー式に描いています。さて、開演20分前、劇場の前に到着しました。
【オーガスト ウィルソン 劇場】
JTBルックアメリカンのミュージカルチケットを予約して行った場合、入り口を入ってすぐ左側にWillCall(BOX オフィス)がありますのでそちらで名前を言ってチケットを受け取りましょう!
今回の席は中央のメザニン(2階席/バルコニーともいいます)。8時の開演まで数分。平日にかかわらず満席です!
☆ここでポイント☆ミュージカルによって舞台設置や劇場の形は異なりますが、ジャージーボーイズは舞台上部に巨大スクリーンがついているのでオーケストラの後方(下写真)だと全然見えません。ここだけは避けましょう。
フロントオーケストラかフロンとメザニンがベター。駄目なら私の座った中央メザニンがよいでしょう。そして劇場雰囲気の率直な感想: 観客の年齢層が高い!やはり1960年代に一世を風靡したバンドだけあってファーシーズンズ世代の観客なのでしょう。高齢の親を連れてやって来ている人も多数。 さて、周りをきょろきょろしているうちにミュージカルの醍醐味、ライブバンドの演奏とともにショーが始まりました! ミュージカルのあらすじはこんな感じ・・・
ニュージャージーの片田舎でプロのミュージシャンを目指すニック(Nick Massi)は弟のように可愛がるフランキー(Frankie Valli)をボーカルに迎える。トミー(Tommy DeVito)やボブ(Bob Gaudio)を仲間に向かえ、4人でヒットを生み出してゆく。 「シェリー(Sherry)」、「恋のヤセがまん(Big Girls Don’t Cry)」、「恋のハリキリ・ボーイ(Walk Like a Man)」など全米ナンバー1の曲を次々に生み出していく。 しかし、成功もつかの間、メインボーカルのフランキーはその忙しさゆえ、家族と疎遠になってバラバラに・・・。 そしてようやく新しい恋をはじめようと思っていたフランキーの相手をニックが寝取ってしまった。その上ニックには莫大な借金があることが発覚。 この問題がきっかけでチームはばらばらになっていく。 フランキーは、ニックの過ちにもかかわらず、バンドの売り上げで一緒に借金を返済しようと必死で歌い続け・・・・・
成功にいたるまでに様々なグループ名で活動していた彼ら、ターニングポイントであったグループ名『フォー・シーズンズ』決めた由来はニュージャージー州にあるボーリング場の名前から取ったというのは有名な話。そのシーンも もちろんコミカルに描かれています。どこまで実話に基づくのかわかりませんが、小柄でキュート、そしてまじめなフランキーの一生懸命なところが応援したくなりました。(下は劇場に設置してあるギフトショップ。 よかったら途中の休憩時間に購入してみては?)
巨大スクリーンに本物のフォーシーズンズの当時の白黒TVが映し出され、それに合わせて4人のキャストがパフォーマンスをする場面はさすがにみんな おぉ!!っと興奮していました。 身振り手振りが本物そのもの。そして驚きが、メインボーカルのフランキーの歌声。 キーが高いのなんのって!キャストのジャロッド(Jarrod Spector)はファルセット(falsetto)というピッチの高い声色を出す本物のフランキーそのものでした。。裏声みたいだけどちょっと違います。この発声技術は日本語だと「仮声」と訳されることもあるらしいです。(Wikipedia情報)そして一番の山場&拍手喝采が起こるのは、フランキーがみんながバラバラになってからソロとして頑張っている時に歌う君の瞳に恋してる(Can’t Take My Eyes Off You)」彼があのファルセットで最初のフレーズを歌った時、鳥肌立ちました!観客も一緒に歌います。
”アイ ラ~ヴ ユ~ べイぃビ~! ラララララ~ラ~♪ (歌詞がわからない私はハミングです!爆)はぁ・・男の人に ”You’re just too good to be true” なんて言われる女になりたいものです。沈・・(君は現実じゃありえないほど素敵過ぎる ってことです。)とにかく印象が強くって数日間この曲が頭に残ってました。。。もう一度聞きたいくらいです!さて、キャストについてですが、お話はフランキーが主役のように進みますが、ナレーター兼メインアクターはボブ役のSebastian Arcelus らしいです。セバスチャンはウィキッド、ウエストサイドストーリー、レント、ハムレット、アイダなんかにも出演している有名なボイスアクターです。その他のキャストも大舞台を踏んだ人ばかり。 さすが2006年トニー賞で4部門受賞しただけのことはあります。最後は観客全員総立ちで拍手で終わりました。
しかし、2時間30分のショーなので夜のショーが終わるのは10時半過ぎ。。。。ご高齢の方々も多かったこのショー。皆様、アクビしながらゆっくりと劇場を後にしてゆきました。。。今宵は若き良き時代を思い出して昔の夢でも見てぐっすり眠りれることでしょう・・・・・苦笑
さて、ここで終わらなかったのが私のミュージカル。 普段は人が多いし、そこまで興味がないのでやりませんが、すいていたので、そして、このブログのネタの為に、わたくし、初めて一人で”出待ち”しました!出待ち とは劇場から出てくるキャストを待つこと。劇場によっても違いますが、ここオーガストウィルソンは劇場向かって左側の看板の下にスタッフ用出入り口があり(上の写真中の左側)ショーの後キャストが次々に出てきます!(下写真が関係者用出入り口の上部の看板。これが目印です!)
ボブ役のセバスチャンさん、とってもフレンドリーで笑顔が素敵でした。最後に出てきたのが、待っていました、フランキー役のジャロッドさん。舞台で見るより小柄でキュート☆ 声もやはり高くてかわいい!!!!(プリンストン大学に行った秀才というのもニクイですねぇ)
トミー役Dominicのサイン以外の3人とほかのキャストからPLAYBILLにサインしてもらいました!握手もしました! Yeah! (やったぁ!)案外自分はミーハーだと実感・・・(*_*) ニューヨークに観光で来られた方、もしミュージカルを見るのであれば思い出にPLAYBILL(劇場で配布される作品案内の冊子)にサインをもらってみて下さいね。(もちろん購入したTシャツやパンフレットでもOK!) ※ジュード ロウやキャサリン ゼタ ジョーンズ など多くのハリウッドスターなども舞台に上がるブロードウェイミュージカル。大スターの場合はガードマンがついたり、リムジンが目の前に停まっていてさーっと帰ってしまうことがありますのであしからず。そんなこんなで私のジャージーボーイズナイトは幕を閉じたのでした。
JTBルックアメリカンでミュージカルのチケットを購入すれば列に並ぶ必要なし、事前のチケットのピックアップの必要もなし。らくらくオンラインで買えちゃうのでお勧めです。
【参照サイト】
August Wilson Theatre
245 W 52nd Street,New York, NY
オーガスト ウィルソン劇場、ブロードウェイ/8番街の間
www.august-wilson-theater.org
【ブロードウェイ・ミュージカルの詳細を見る】
・オペラ座の怪人 Phantom the Opera
・ライオンキング Lion King
・マンマ・ミーア! MAMMA MIA!
・シカゴ CHICAGO
・ウィキッド WICKED
・レ・ミゼラブル Le Miserable
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