映画サイドウェイズが公開されてから13年も経っていますが、今だにそのロケ地を訪ねて(といってもワイナリー巡りが目的?)、サンタバーバラエリアを訪れる人は多いようです。日本でも同タイトルの映画製作されましたが、日本バージョンはナパバレーがロケ地なので、日本人にはサンタバーバラ=ワイナリーという図式にはなりません。

ブエルトンにあるボスコドールワイナリー
日本人にはほとんど知られていませんが、もっともアメリカ人もサイドウェイズを見てない人はほとんど知らない小さな町、ブエルトン。ソルバングからほんの10分の所にある人口たった5,000人の町ですが、お金持ちが多くハイセンスな町でもあります。

ボスコドールワイナリーの番犬
ブエルトンはサイドウェイズの主人公のマイルスとジャックが宿泊した風車のモーテルがある所で、実はワインナリーや個人経営のウィスキー、バーボンメーカー、地ビールの醸造所が沢山あります。

ブエルトンのヘリックスワイナリーのテイスティングルーム
数人しか入れない、ヘリックスワイナリーのテイスティングルーム。デザートワイン、スパークリングワインが評判のワイナリー。

ブエルトンにあるコレイムワイナリー 生産量はこれだけ
これが生産量の全てのコレイムワイナリー。彼一人で生産、販売、テイスティングルームの運営をこなしています。コレイムという名もロゴもインディアンのもの。

ブエルトンにあるコレイムワイナリー
ブエルトンで一番有名なのはなんといっても、ヒッチングポストレストランです。
サイドウェイズの原作者の作家、レック・ピケットもここの常連客でした。レックスはいつかこのエリアを題材にして小説を書くと言っていたそうですが、誰も信じなかったとの事。

映画サイドウェイズのロケ地だったブエルトンのヒッチングポスト・レストラン
マイルスとジャックがバーで空けた、ハイライナー・ピノノワール。特大サイズがおいてありました。

ヒッチングポスト、ハイライナーワインの特大サイズ
バーの壁にはサイドウェイズの撮影風景の写真が飾られてます。

サイドウェイズの撮影時の監督を囲んだ写真
撮影は2日間だったそうですが、オーナーのグレイさんの「できるだけありのままを撮影して欲しい」という要望がかなり取り入れられたそうです。

サイドウェイズの原作者もここの常連だった
グレイさん曰く、サイドウェイズの封切りに日本に招待されたとの事。それも以前に偶然ふらっとこのレストランに来た事があるという人から突然電話があって実現したそうでうす。しかも往復ファーストクラス!の招待だったとの事。

ヒッチングポストのオーナーのグレイーさん
そして人気の観光地ソルバングはブエルトンから車で10分。ジャックとマイルスが朝食を食べた、ソルバング・レストランも賑わっています。

ブエルトンから15分のソルバング
ソルバングからサンタバーバラに行く途中にある、サンタイネスにもワイナリーが沢山あります。

サンタイネスにあるカライラワイナリー
カライラワイナリーはワインテイスティングでワインを注いでくれたステファニーに出会ったところで有名。

カライラワイナリーはアットホームな雰囲気
今も気取らない、家族的なアットホームな雰囲気を保っています。

サンタバーバラのステイツストリート
サイドウェイズではソルバングの北のロス・オリボスにあるワイナリーが沢山登場しますが、ブエルトン、サンタイネスを廻ったら最後の締めくくりはなんと言ってもサンタバーバラですね。

ステイツストリートのレストラン
ロサンゼルスから2時間で行けるサンタバーバラは週末のプチ・バケーションには最適。UCサンタバーバラ校もあってセンスのいい若者も多い。

サンタバーバラ、ステイツストリート
ステイツストリートは建物が地中海風なテイストで統一されているせいか、ティファニーなどの高級店もあまり敷居が高く感じられません。

ファンクゾーンと呼ばれる倉庫街にあるテイスティングルーム
ステイツストリートの南の端、ビーチに近いファンクゾーンは倉庫街がアーティスティックなエリアに変貌。都会的な雰囲気のワインテイスティングルームも多く、若者で賑わっています。

トレーラーに造られたウィスキーホテルというセレクトショップ
ヴィンテージのキャンピングカーに造られたセレクトショップ。Whisky Hotelという名前だけあって中ではテキーラもふるまってくれます。

ノースキャロライナ産のデニムを使ったハンドメイドのジャケット
ノースキャロライナで作られたテント生地で作られたジャケットは全て手作り。丈夫で長持ちしそうです。しかしアメリカ人サイズはどうしても袖の長さが合いません。

ファンクゾーンにあるラッキーペニーレストラン
ブリックオーブンで焼き上げたピザが人気のラッキーペニーレストラン。フロントの女性も愛嬌を振りまいてくれます。

ラッキーペニーはピザが美味しいことで有名
今流行のオープンキッチンスタイル。客席エリアと同じくらいゆったりとした広さです。

ライブのステージもあちこちにある
ワインテイスティングで気持ち良くなったのか、アメリカ人は老若男女とも、好きな曲だとすぐにに踊り出すノリの良さ。

ファンクゾーンのレストラン
ファンクゾーンにはアーティストのスタジオも多い事もあって、店づくりもおしゃれです。あの草間彌生と思われる顔の壁画アートもありました。(未確認です)

ファンクゾーンのレストランはアート感覚
サンタバーバラといったら、見所の筆頭はやはりミッション。カリフォルニアにはミッションが多くありますが、中でも最も美しと言われるのが、このサンタバーバラ・ミッションです。

ミッション・サンタバーバラ
ロサンゼルスの魅力がぎっしり詰まったサンタバーバラ、是非足を伸ばしてみてはいかがでしょうか? サイドウェイズを観てから行けばさらに魅力が増すでしょう!
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