先月10月のある週末、我らのMyBus ニューヨーク市内観光ツアーなどで活躍の長谷川ガイドが、反対側の西海岸はサンフランシスコの小旅行へ。おいしいワインに対する情熱が伝わってくる、ナパ・バレー ワイナリーツアーのリポートが届きましたので皆様にも紹介させて頂きます。ちなみに、長谷川さんが参加されたのは、このツアーです。
数年前にロングアイランドのノースフォークのワイン地帯に魅せられ、ワインについて独学するうちに、1976年にパリで開催された万博で起きた、ワイン史上、前代未聞の出来事を知りました。パリのワイン商が主催したフランス対カリフォルニアのワインのブラインドテイスティングで、権威あるフランスのワイン評論家らが、赤白ともカリフォルニアに軍配を挙げたというもの。フランスワインが負けるはずはないとたかをくくっていた評論家の驚きはいかばかりだったでしょうか。この時、出品されたカリフォルニアワインの一つが、ナパの北、カリストガにあるシャトー・モンテリーナのシャルドネでした。この出来事をまとめたタイム記者の著書「パリスの審判」を読んでとても感銘を受けた私は、ずっと米国のワインの聖地に詣でることを夢見ていました。
<写真:ロバートモンダビワイナリー>
サンフランシスコ市内からゴールデン・ゲート・ブリッジ(金門橋)を渡り、美しいマリーナのあるサウサリートを通過。そのうち畑や牧場の丘陵地帯になり、牛がのんびり草をはんでいる光景や、ニューヨーク・ロングアイランドではあまり見かけない糸杉やポプラが並ぶ風景が広がってきます。やがて私たちのミニバスは、ぶどう畑が一面に広がるワイナリー街道に入ってきました。
<写真:地下秘密基地のようなオーパスワンワイナリー>
10月はぶどうの収穫が一段落する時期ですが、遅摘みのぶどうを積んだトラックが、私たちの横を走り過ぎていくのが見えたりし、だんだんワインの気分になってきました。ワイン酒屋で見覚えのあるカリフォルニアワインのワイナリーも次々に見え、ロバート・モンダヴィ・ワイナリーはボトルのラベルとそっくりで胸が躍りました。
<写真:ワイントレイン>
ワイン街道に沿って、列車を豪華レストランに改造したワイントレインの駅が見えました。そこを過ぎるとまもなく一軒目のガーギッチ・ヒルズ・エステートに到着です。
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