世界3大クルーズ・エリアに選ばれているアラスカ・クルーズ。目の前に迫る巨大な氷河は、圧倒的な迫力を持って誰をも魅了する。マリナーズ本拠地シアトルからゴールデン・プリンセスに乗船、アラスカ・インサイドパッセージ8日間のクルーズを楽しんだ。
迷うほど多彩なショア・エクスカーション。 世界で最も多くの氷河があるというアラスカ。カナダのバンクーバーからアラスカのスキャグウェイまでの約1600kmは、インサイド・パッセージと呼ばれ、数千の島々が絶え間なく続くフィヨルド地帯。海域は穏やかで、風光明媚なポイントはクルーズに人気のエリアとなっている。このため多数の豪華客船が行き来する。
16時にシアトルを出港すると、船は西海岸沿いに北上する。途中、アラスカの州都で郊外にメンデンホール氷河があるジュノー、かつてゴールドラッシュに沸いた名残が見られるスキャグウェイ、ネイティブアメリカンのトーテムポールが有名なケチカン、そしてカナダの美しい町ビクトリアに寄港しながらの船旅だ。
(写真:ビクトリアのブッチャートガーデン)
ジュノーには3日目の12時に到着、22時出発まで10時間停泊する。ここでは「サーモンベイク」で鮭のバーベキューを楽しむコースと「海と陸のフォトサファリ」コースに参加した。カメラマンの指導の下、メンデンホール氷河観光のあと船に乗り、白頭鷲やアザラシ、ホエールウォッチングを体験するコースだ。
メンデンホール氷河は度肝を抜かれるほどの大迫力。ジュノー・アイスフィールドから流れ出る氷河がメンデンホール湖へ落ちて、湖面上の氷壁は神秘的なブルーで高さは約30m。自然の力に感動。これはジュノーでははずせないエクスカーションだと思った。ホエールウォッチングには何頭ものクジラがいた。「あっ、あそこ!」「あっちにも!」誰かが指差す。と、黒い背中が少し見えるだけで、ザッパーンと跳ね上がる姿は見られない。それでも潮なのか、背中からシュルシュルと音を立ててあがる白い湯気のようなものが見え、迫力満点だった。
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文・写真●関川由都子 Text & Photo by Yutsuko Sekigawa
協力●JTBトラベルライフ編集室
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