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クロアチア旅行記⑬  Day6: 11/24  ドゥブロブニクから隣国4カ国を1日周遊② ~スルプスカとボスニア・ヘルツェゴビナ~

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REPUBLIKA SRPSKA (スルプスカ共和国 

さて、我々一行は次の国 スルプスカ共和国(Republika Srpska)へ向かう。ス・・スプルプル・・カスカ????

 知っている人の方が珍しいだろう。私もこの日、この国に入国するまで知らなかった。というのもスルプスカ共和国は、中国・ロシアといった共産圏諸国にしか正式に国家として認められていない国なのだ。Googleはもちろん、一般地図・教科書にはこの国は記載されておらず、この国の領土はボスニア・ヘルツェゴビナとして記載される。ただ、このスルプスカ共和国には実際に独自の政府や立法府が存在し、ボスニア・ヘルツェゴビナの半分の領土ほどの大きさで、国境にはゲートも設置されてパスポートチェックがされる。

ボスニア・ヘルツェゴビナ国土全体図とスルプスカ共和国の領土

純粋なセルビア民族国家を目的としてできたこの国、今だからこそクロアチア人も自由に行き来ができるようになったが、現に約15年前まではクロアチア人や他民族を殺したりセルビア人以外を迫害し、というなんともヒトラー的国だったらしい。

ちなみに「スルプスカ」セルビア語でセルビア人のという意味で直訳すると「セルビア共和国」なのだが、「セルビア共和国」と紛らわしいのでスルプスカ共和国というそうだ。(Wikipedia)

スラブ語?でなんだか読めないけどスルプスカの政府公式サイトはこちら:<政府公式サイト

セルビア人クロアチア人スラブ人、旧ユーゴスラビアの国々は人種の違いで長い間争いをしており、とても複雑な外交関係。興味深いが、入国に際しパスポートにスルプスカのスタンプが押されてちょっとテンションがあがる私。(どこまでも単純でミーハー・・・

山を越えていくと雪が見えた。この時期に雪が降るのは本当に珍しいことらしく、イヴィツァさんは興奮気味。ドゥブロブニク周辺で自体雪が降ること自体信じられないそうだ。

山を越えると平野に出た。ここは、アメリカの中西部の真似たカウボーイ映画が撮影されるそう。さて、ここで夕食(遅ランチ?)をとる事に。この平野にぽつんと建つイヴィツァさんのお気に入りの隠れがレストランに連れて行ってくれた。

 

発音もわからないしスラブ綴りで読めないので写真↓(リパブリカセルプスカという意味だった気が。。。記憶があやふや・・・)

店内はローカルなムードでまったり。観光客なんてこないようなアットホームな雰囲気。 アジア人の女2人、カナダ人白人男性1人、クロアチア人男性1人という奇妙な組み合わせにちょっと注目の的。。。苦笑

               

食前酒(‘シュリボ・ヴィッツァ’というWelcome Drink)。これは相当強い。ホームメイドのショットで甘いテキーラといったところ。空腹にこのショットはちょっときつかった・・・笑

<Welcome Drink>

フォッカッチャのような石釜焼きのパンやサラダ。 šopska salata(ショプスカ サラタ)バルカンサラダという意味でトマト・キュウリ・ヤングフレッシュチーズの有名なサラダ)

ワインは Tough Lady (タフな女)という意味の ズィラヴカ Zilavka というボスニア・ヘルチェゴヴィナ産の白ワイン。

そしてメインディッシュは驚くなかれ これ!

オーストリアや東欧で有名なシュニッツェル(カツレツ)のセルプスカ版である。名前は忘れてしまったが、なんでもローカルヒーローの名前からとったカツレツで、チーズなどを巻いた肉に衣をつけてあげたもの。出された時はその大きさに戸惑ったが、なんともやわらかく、ジューシーでみごと完食。

     

                          <食卓の図>    <完食

レストランの住所や情報がWebサイトで見つけることができなかったのが残念。まぁ通常観光でここまで来る人はいないのではないだろうが・・・・

TREBINJE, BOSNIA AND HERZEGOVINA

さて、レストランを出るとすでにあたりは暗くなっていた。ここから最後の目的地TREBINJEへ。ここも一応リパブリカセルプスカ領内。(上のマップ参照) 

夜だったのでうまく撮影はできず、夜景を楽しむに終わったこの街も、昼間見れば赤い煉瓦が美しいそうだ。

画像:Travel Advisorより

ここでは丘の上に建つSerbian Orthodox Church(正教会)とそこからの眺めを楽しんだ。

                   

スラブ語とラテン語が交じり合い、交通標識も・・・

よ・読めない。駐車していいのか・・・いけないのか・・・・・冷汗

ちなみにここは美しい川とそれにかかる橋の景観が有名な町だそうだ。ぜひ昼間に訪れたい。

ここから再び国境を越え、ボスニア・ヘルツェゴビナを抜け、9~10PM ごろだったろうか、ドゥブロブニクへ戻ってきた。こうして無事1日で4カ国制覇の旅は終わった。

 次回は今回の旅のハイライトとしていたドゥブロブニクの城壁を紹介する。

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[by: カワ]

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