極北の空を神秘的に彩どるオーロラ 気象状況や観測条件に大きく左右されるのでまったく出現しない日もあれば、日に数回見られることもあります。夏は白夜のため肉眼ではほとんど見えなくなってしまいますが9月から3月までが観測時期といわれています。2012年は太陽のエネルギー活動が活発なので11年周期の中では観測にはよい時期だそうですよ!!アメリカからのお勧め オーロラ3大観測地 について、在住の方々にお話を伺ってきました。
1.イエローナイフ (カナダ、ノースウェスト準州)
なんといっても90%以上のオーロラ観測率の高さが魅力。2010年3日間滞在の間に観測できた確率は100%を誇ります。内陸地に位置し、海岸沿いより晴天率が高いのが大きな理由です。また1月の日の出は午前10時過ぎ、日の入りは午後3時過ぎ、明るいオーロラが見られます。
観測施設がオープンする11月下旬から4月上旬は常に見ごろですが、天候が安定するのは2月から3月上旬!夜食や暖をとる場所が整っていて、安心してオーロラを鑑賞することができます。
昼は犬ぞりや市内観光などを楽しむのがよいでしょう。内陸なので、観測地の中では最も平均気温が低いです。(1月でマイナス30度前後)ただし防寒具セットのレンタルがあるのでご心配なく。
飛行機のアクセスがあまりよくないので、乗り継ぎが多く運賃が高額ですがオーロラ観測を一番に優先させるなら、お勧めの場所です。
2.フェアバンクス、チェナ温泉 (アメリカ、アラスカ州)
フェアバンクスにおけるオーロラ出現率は243日(2010年)。2010年3日間滞在の間に観測できた確率は90%以上です。
日の出/日の入りはイエローナイフとほぼ同じ時刻。オーロラは8月(秋)から3月(春)まで観測ができ出現率が高いのが8~9月と2~3月といわれています。その一方10~11月、3月の後半は雪が降りやすいです。またオーロラベルトに位置する街、フェアバンクスから100キロほどの距離にあるチェナ温泉なら、自然リゾートとしてアットホームな雰囲気の中温泉が楽しめます。
露天風呂は朝7時から深夜までオープンしていて、長い時間楽しめます。他にも犬ぞり、スノーシューハイキング、アイスフィッシングなどのアクティビティもたくさんあります。
温泉につかりながら、オーロラ!・・といいたいところなんですが残念ながら、露天風呂からは、温泉の湯気やあかりのため肉眼でみることは難しいそうです。アラスカも防寒具の貸し出しがあります。宿泊箇所としては、フェアバンクスとチェナ温泉と2つから選べます。
フェアバンクスそのものは街なので、オーロラ観測のためには光の少ない場所まで移動しないといけません。その点チェナ温泉は、山々に囲まれたリゾート地でオーロラ観測と宿泊場所が近いので便利。ただし、ホテル数が少なく1~3月は予約が非常に難しくなります。また比較的10~11月、3月の後半は雪が降りやすくなっています。
3.アイスランド (北欧)
オーロラが見える最も暖かい場所といわれています。日照時間は、他の2箇所より少し短いのですが1月の平均気温は摂氏ゼロ度くらいで冬の北海道くらいです。
一部のトレイルなどは閉まってしまいますが、ゴールデンサークル観光は1年中可能です。有名なのは、間欠泉ゲイシールと大地の割れ目ギャウなど。またブルーラグーンという巨大人口温泉があります。効能はアトピー性皮膚炎や湿疹など皮膚病治癒にいいとか。また天候がよければ、首都レイキャビク市内からでもオーロラ見学が可能です。
かわいらしい北欧の町並み、おいしいシーフードなどオーロラだけでなく他の観光を楽しみたい人にはお勧めの場所。とくにクリスマスイルミネーションの始まる11月下旬から1月上旬はお勧め。冬は降水量が多いので晴天率は他の2つの地域と比べると落ちるところです。1週間滞在すれば、1度は見られる。ただ、天候が変わりやすいので、雨が降っていても急に晴れてきたりその逆もあり。。忍耐を持ってオーロラを待つ!
全地域共通で言われたのは・・ 『待つ人は報われる!』でした。
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