ビショップ・ミュージアムは200万点のコレクションを誇るハワイ最大の博物館です。創立は意外と古く100年以上前の1889年、明治21年です。
ビショップ・ミュージアムの正式名称はバーニス・P・ビショップ・ミュージアム実業家のチャールズ・リード・ビショップ氏が、妻のバーニス・パウアヒ・ビッショップを称えて造ったためなのだそうです。
この愛妻家のビショップ氏はニューヨーク生まれで、ビショップ博物館創設者であるばかりでなく、現在の、First Hawaiian Bankの創設者でもあるとの事。
ビショップ氏が友人とはるばるニューヨークからハワイにやって来たのが1846年、24才の時、1849年にはハワイ王国の市民権を取得、そして1850年には周囲の反対を押し切ってカメハメハ王朝の子孫であるバーニス・パウアヒ・パキと結婚したのだそうです。
バーニス・パウアヒ・パキという方は、カメハメハ大王の直系、ひ孫にあたる王女でハワイ州のなんと9%にあたる土地を個人で所有していたのだそうです。
後にカメハメハ最後の王、カメハメハ5世となった、ロット・カプアイワ王子と結婚するはずだったため、ビショップ氏との結婚式には家族はほとんど参列しなかったとの事。
バーニス・パウアヒ・ビショップは乳癌のため52才の若さで他界しますが、当時44000人しか居なかったハワイの人々のために、2つのカメハメハ・スクールの建設を遺言として残したのだそうで、ビショップ氏がそれを実現したのだそうです。現在のビショップ博物館の建物は、その最初の学校だったとの事。
カメハメハ王朝の最後の王、カメハメハ5世は1872年に42才の短い生涯を閉じますが、その直前にバーニス・パウアヒ・ビショップに王位継承をお願いするも、断られてしまいカメハメハ王朝は断絶する事になってしまいました。バーニス・パウアヒ・ビショップが何故に断ったは夫のビショップ氏に送った手紙に綴られていたようですが、その手紙はサンフランシスコ大地震で破壊されてしまい、今も謎のままなのだそうです。ビショップ博物館はハワイの美術工芸品ばかりでなくバーニス・パウアヒ王女が相続した王家伝来の美術工芸品の数々を見ることができます。時間が許せば是非、足を運ばれてみてはいかがでしょうか?
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【参照サイト】
Bishoop Museum
1525 Bernice Street
Honolulu, Hawaii 96187
(808)847-8291
www.bishopmuseum.jp
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