ニューヨークのクリスマス。 この時期、本当に色々なイベントが毎日行われています。先日その中でこれぞクリスマス!といえるイベントに行ってきました。今年で31回目を向かえたセントパトリック大聖堂のクリスマスコンサート ~A City Singing at Christmas~
セントパトリック教会といえば、5番街に建つニューヨークのランドマークのひとつ。有名なロックフェラーセンターのクリスマスツリーもすぐそばです。 (下写真)
さて、このクリスマスコンサート、無料で一般公開されていますが、席の予約は教会のメンバーとその家族のみ、あとは自由席です。今年のクリスマスコンサートは12月16日木曜日。平日にもかかわらず、とても有名なイベントなので、7PMの開始の時には満席どころか通路や壁側もギュウギュウ詰め。。。私は混雑を予想して6時頃に着いていたので着席できましたが、それでも席はコラム(柱)の裏側。。。ま、2時間のコンサートを立見するよりはいいでしょう。
※この大聖堂、2200人の収容できるそうですが(Wikipedia)、それ以上いました。間違いなく。コンサートは観客も全員合わせたクリスマスソング合唱からスタート! O Come All Ye Faithful(神の御子は今宵しも)やAngels We Have Heard on High(荒野の果てに)などクリスマスキャロルの王道です。 そして始まったコンサート、今年は以下3つの合唱団が参加しました。
New York City Master Chorale
Young People’s Chorus of New York City
(世界的コンテストでも優勝の実力)
Cathedral of Saint Patrick Choir
そして3合唱団みんなで大合唱。
アカペラ曲、ハープやフルート演奏、ソプラノ歌手のオペラ並みの歌唱力、そしてなにより大聖堂のパイプオルガンが加わったオーケストラは鳥肌モノでした。
そして最後には、キリスト教のクリスマスサービスでは必ずといっていいほど行われる ’キャンドルサービス’。隣の人から隣の人へ1人1本ずつ配布されたキャンドルに次々と火を灯していきます。電気が全て消され、Silent Night(きよしこの夜)が流れる中、だんだん増えていくキャンドルの灯りはなんとも神聖な雰囲気です。 2千本以上のキャンドルが大聖堂の中を照らす光景は幻想的。
キャンドルを持ちながらの撮影だった為、写真が綺麗に撮れなかったのが残念。ただ、この不思議な雰囲気はその場にいないと感じることができないでしょう。なんとも表現しがたい幸せな気持ちになれます。大司教さんがはじめの挨拶で、ニューヨークはクリスマスという言葉にとても敏感な街だと仰っていました。ユダヤ教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教、ニューヨークには本当に色々は信仰があって、キリスト生誕を祝うクリスマスという言葉をむやみに発言できない場所すらあるのは確かです。実際、キリスト教徒じゃないからそういう場所に行きづらい・・・そう思う人も多いと思います。でもこうやって街中がにぎやかに華やかに飾りつけされ、みんなが幸せな気持ちになれるクリスマス、一般公開されている街中の教会や大聖堂にふらっと足を踏み入れてクリスマススピリットを感じてみるのも悪くないかもしれませんよ。
[by カワ]
Cathedral of Saint Patrick
460 Madison Ave New York, NY 10022
(メインの入り口は5番街側)
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