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クロアチア旅行記④ Day2: 11/21  ザグレブ散策 ~旧市街①~

ヨーロッパ/中欧/北欧

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クロアチアはこの時期雨季にあたり、この日も天気予報は曇り時々雨。そこまで寒くなかったのが救いだったが、残念ながらザグレブの日曜日は、ほとんどのお店や美術館・博物館が閉まっていた。しかし、ここまではリサーチどおり。前日の夜にあれこれ日曜での楽しめるところをリストアップしていたので、早々に市内散策出発した。

骨董品市場(蚤の市/アンティーク市)

宿泊したホステルから程遠くない、イリツァ通り沿いにあるブリタンスキ広場。ここでは毎週末蚤の市が開かれる。朝8時くらいからテーブルに骨董品が並べられてゆく。毎週末集まる蚤の市の仲間と挨拶を交わし会話を楽しむ人々、彼らは商品が売れようが売れまいが気にしない。本物のアンティーク家具からガラクタまで好きなものを並べて楽しんでいるのだ。広場の一角にはエスプレッソやカプチーノを飲んでのんびり新聞を読む人もいたりして、ゆっくりとした時間が流れていた。

 

イリツァ通りとイェラチッチ広場 

骨董品市を後にし、イリツァ通りを旧市街の中心に向けて東へ歩く。日曜だからこそ静まり返ったこの通りも、いつもはブティック・本屋・雑貨屋・衣類店などが並ぶザグレブ旧市街のメインストリートだ。

10分もしないうちに旧市街の中心広場であるイェラチッチ総督広場に着いた。この付近の建物はほとんどが19世紀初頭の建築で、アールヌーボー調の装飾も多い。イェラチッチとはハンガリー王国からの独立に貢献した19世紀の軍人総督の名前。奴隷制度廃止にも貢献した総督は現在20Kn紙幣にも印刷されている国民的英雄だ。騎馬像の下は市民のデートの待ち合わせスポットだそうだ。(どーでもいいが新宿のハチ公像で待ち合わせをしていた自分を思い出す。全然規模が違うか・・爆) ザグレブの中心として様々なイベントや見本市も行われるこの広場、訪れた時は丁度ワインフェスティバルを行っており、テントの中はワインを楽しむ人々で賑わっていた。なんでもザグレブ郊外にワイナリーもあり、毎年11月11日にはワイン醸造の守護聖人 セント・マルティンを祝うお祭りが行われるそうだ。 このワインフェスティバルもその延長かもしれない。(下写真は朝早かったのであまり人がいなかった。)

 

ドラツ広場 

イェラチッチ広場の裏(北側)は、“ザグレブの胃袋”として有名なドラツ市場で賑わっている。何百という数のテーブルと赤いパラソルが並ぶこの青果市場は、クロアチア国内でも規模が大きく有名な市場だ。毎日正午過ぎまで新鮮な野菜や果物、ホームメイドのドライフルーツやハニー・ジャムが並んでいる。

肉・魚・チーズやパンの市場は屋内に並んでいる。

 

ビニール袋ではなく、籐のかごに新鮮食材をたっぷり詰めてそれぞれの家に帰ってゆく主婦達の姿はなんとも絵になる。

<ドラツ市場かご>
(ちょっとわかりづらいがドラツ市場から帰る母子。手にはかご一杯の野菜や果物)

青果市場のさらに奥には手芸品・土産・衣類品のテントが並んで観光客を楽しませてくれる。ここでハンドメイドのレースのテーブルクロスをクリスマスのお土産に購入した。ちなみに蚤の市でもドラツ市場でも使われている赤いパラソル(傘)は民族衣装の一部でザグレブのシンボルにもなっているそう。

<入り口付近に建つドラツのおばさんの像>

トゥカルチチェバ通り 

さて、ザグレブの旧市街は、大きく2つの地区に分かれており、ドラツ市やイェラチッチ広場あたりから北に延びるトゥカルチチェバ通りを境に東側をカプトル地区西側をグラデツ地区と呼ぶ。トゥカルチチェバ通りはもともと小川が流れており、この小川は聖職者達町だったカプトルと商人の街だったグラデツを隔てていた。埋め立てられたてできたこのトゥカルチチェバ通りは現在、レストランやパブなどが並ぶにぎやかな通りになっている。

◇イヴィツァ・イ・マリツァ 

この日のランチはこのトゥカルチチェバ通りに建つ古き良き時代の大衆食堂のような雰囲気のイヴィツァ・イ・マリツァでランチをとる事にした。

 早めのランチだったのでそこまで客がおらず静かな雰囲気だったが、教会のミサが終わるころには家族連れのグループがやってきてにぎやかになった。 ウェイター・ウェイトレスはクロアチア郷土料理にふさわしい伝統的な衣装に身をまとい、気分は19世紀前半!

  

お通しとしてでてきたブルスケッタのような前菜は上品な味のグリルドベジが載っていて美味。

メインは、昨晩食べ損ねた“ペカ”を!っと思ったがメニューになく、今回もウェイトレスさんにお店ののお勧めの一品をお願いした。 出てきたのはこれ!

Svjeţa ţumberaĉka pastrva u bademima na mlinariĉin naĉin

>>よ・・読めない・・・・

まぁ、マスのムニエルのアーモンド添えといったところだろう。 (英語ではMiller’s fresh trout from Ţumberak with almonds)
パリッとした表面と柔らかい白身。出てきた時は大きさにびっくりしたが、さくっと完食。ドリンクはKvalitetno vinoというハウスワインのをオーダー。グラス8Kn.(安い!)サイドメニューに野菜のグリルをつけて計120Kn程。(そこそこの値段になってしまったがおいしかったので満足)カフェ部門と併設しているこのレストラン、オーガニック・無添加のエコフード推奨レストランとしても有名。ザグレブ気分を満喫したい方にお勧め。

IVICA I MARICA
70 Tkalčićeva street
Tel:01-4828999
http://www.ivicaimarica.com/index.html

さて、お腹も一杯になったところで、町のシンポル 大聖堂に向かうことにした。

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[by:カワ]

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