『ガレット、まだあるかな?』と店じまい寸前にやってきたのは Stone Street にあるカフェ『Financier フィナンシェ』今ではマンハッタンに10軒以上ありますがここは一号店です。2002年オープン当時は『開店のタイミングが悪いのじゃない?』と思うほど衰退をたどりそうな、ゴーストタウン化しそうなそんな場所でこれからどうなっていくのだろうと不安な時期でした。
ところがあれよあれよという間に 甘いお菓子がだ〜い好きなNew Yorkersのお気に入りとなり『不景気』をものともせず日の出の勢いでのびています。
お店の名前もふるっています。金融街(Financial District)に『Financier』ですから金融街に働く人々が無関心でいる訳がありませんね。平日はぴしっと身なりをきめた男女が列をなしお菓子は仕事のエネルギー源!と言わんばかりです。
『Financier』とはもともとパリの金融街で食べられていたお菓子が『金塊』に見えるので『Financier』と言う名前がついたそうですがここのパテイシェ兼ビジネスパートナーのエリックさんは、元金融界の大物の常連さんが多い予約がなかなか取れなかった有名な『ルテス』のパテイシェでした。お店の名前が『Financier』、お店のローケーションが『金融街』というのもうなづけます。
きょうは 『王様のお菓子』『ガレット・デ・ロワ』を買いにきたのでした。
フランス系お菓子屋さんに売られているこのお菓子、繊細なアーモンドクリームの甘みと サクサクのパフイな皮 の食感が良くてつい大きなスライスをパクリ!と食べてしまいそうです。 クリスマスの12日後(1月6日)から食べるこのお菓子には『今年の幸運』を招く一個のチャーム『フェーブ』が入っているので皆でテーブルを囲み『一番目のスライスは誰それさん〜、2番目は〜』とテーブルの下に隠れた子供が配る相手を決めて『今年の幸運者は誰かな?』と楽しんで頂くものだそうです。そしてフェーブ(かつては空豆だったようですが現在は陶製のチャーム)の入ったスライスを当てた人が王様の王冠を戴き 一年間の幸運を得るという中世から伝わるお菓子なんだとか。
東方3博士がイエス・キリスト降誕の12日目にお祝いにやってきたということに由来しているそうです。
フランスではあそこのお店、こちらのお店と食べ比べして楽しむ人も多い『ガレット・デ・ロワ』。ニューヨークにも今月いっぱい食べられる所があるようですよ!
ここニューヨークは人種が多いだけいろんな国のものが食べられ『美味しい物へのこだわり』も増し、ますます本場さながらの味が楽しめるようになってきました。
by 上
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