シリア第２の都市アレッポで一番大きなモスクがグレートモスクです。スーク（市場）やアレッポ城からすぐのところにあり、たくさんの人で賑わっています。モスクとはイスラム教の礼拝所にあたるもので、ムスリムの人々が１日５回聖地メッカに向かってお祈りをするのは有名ですよね。真ん中に建っているのは「ミナレット」と呼ばれる四角柱の塔で、この塔の上から人間が礼拝の開始を告げていたが、今は録音されたテープが大音量で流されその開始が告げられています。
ここが入り口です。中は土足厳禁なのでここで靴を脱いで中に入ります。このモスクは異教徒にも開放されていて、観光客も特に入場料を払わなくても見学ができます。やはりここはイスラム、女性はみな顔を黒いベールで覆っています。女性の観光客は入り口でアバヤというグレーの顔が隠れる洋服を借りることもできるので安心です。
グレートモスクの外は壁で囲まれていますが、中に入ると石板が一面に敷き詰められており、滑ります。
そのためか子供たちがたくさんこの中庭で遊んでいました。モスクというとすごく神聖で静かな場所というイメージがありましたが、家族連れも多くなんとなく家族でくつろげる憩いの場という感じがしてほっとします。
礼拝堂の中に入るとみんな真剣にお祈りをしていて天井からは大きなシャンデリアが飾られています。
壁には「コーラン」の訓示のようなものが掛けられています。下は絨毯が敷き詰められているので中でくつろいでいる人も結構いて驚きました。
モスクの内部で良く見かけるのがこの電子時間表。何時から礼拝が始まるかという掲示板のようなものですが、分単位までしっかりと表示されています。
そしてモスクの中に必ずと言っていいほどあるのが礼拝の前に体を清めるための水場です。ここには外と中の両方にあったのですが、これは中にあったもの。お手洗いかと思って入ってみてビックリ。最初どうやってするんだろうと考えてしまったほどです。すごく清潔に保たれていました。 ［by Su-Z］
