Jazzはマンハッタンのジャズクラブでしかやってないと思うのは大間違い。 田舎でもちゃんとしたコンサートがあります。 マンハッタンから西に約1.5時間のところにCentenary Collegeという大学でDennis Mackerelというドラマーが率いるManhattan Symphony Jazz Orchestraというビッグバンドが演奏会をしていました。300人位入る大学の小ホールでのコンサート、地元の人といっても結構なお年のカップルや家族連れでいっぱいです。
このDennis Mackerelというドラマーは、知りませんでしたがDizzy Gillespieのビッグバンドなどを歴任したベテランで、演奏の合間のしゃべりを聞いていても、なかなかのインテリです。選曲もベイシーありバップありで、お客さんを喜ばすレポートリーでなかなかいけています。
サックスセクションが全員黒人、トランペットが白人、トロンボーンがミックスという構成ですが、サウンドはこれまた、唸らせるものがありました。歴史が長いバンドらしく、バストロンボーンとバリトンサックスが重厚な低音の厚みを支えて、これまた良く歌うトランペットがリードしていて、ひょっとすると後期のカウントベイシーよりベイシーっぽいかなと思わせるところありでした。 生ギターが入ったら多分最高でしょう。
休憩時間には、近所どうしの井戸端会議が始まってました。
トランペットセクションに、Marvin Stammというスタン・ケントンのソロ・プレイヤーだったベテランが居ました。 彼はもう70才を超えてますが、渋い音でよく歌うソロが聞けたのは価値がありました。 今でも毎日最低2時間の練習と4マイルのジョギングを欠かしてないそうで、俺は死ぬまで演奏するんだ! と言っていました。40~50年代に一世を風靡したビッグバンドは、うれしいかな、まだまだ健在です。
上の写真は、そうです泣く子も黙るビレッジバンガードですね。 やっぱりカブリツキで聞くゴリゴリのジャズはマンハッタンで聞くのがいいのかも。 この日は、風貌がユニークなトム・ハレルのクインテットでしたが、年を重ねるにつれて益々音に重みと渋さが出てました。
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