クーパーズタウンは、マンハッタンから車で約4~5時間で到着するニューヨーク州オチゴ郡に位置する街です。そして、野球が始まった場所という伝説まであるこの街に建つのが野球のメッカアメリカ野球殿堂博物館(National Baseball Hall of Fame and Museum)野球選手、監督、審判などメジャーリーグ界で高い功績を残した人を称える為に建てられた殿堂で、毎年世界中から多くのファンが訪れます。博物館には往年選手の野球道具・記念ボール、野球関連美術品等、貴重な品がたくさん飾られています。
野球シーズン真っ只中の2010年5月の初旬、JTBルックアメリカン主催の特別企画ぶらっとに参加して、この大リーグファンには夢の土地クーパーズタウンを訪れました。ツアー当日、気温も低く雨模様とでていて心配していましたが、当日は青空が覗く時もあり、気温も予想以上に高くなりました。
ピックアップ場所はマンハッタン ヒルトンニューヨークホテル、そしてニュージャージーミツワ店の2箇所。
早朝の出発にも関わらず皆様時間通りに集合し いよいよアップステートに向けて出発です。車内では、ガイドさんが丁寧にヤンキースや球場などの説明をしてくれました。
一通り説明が終わったところで松井がMVPをとったヤンキースの優勝決定戦 2009ワールドシリーズのDVDの鑑賞を開始! 寝ている方も多々いらっしゃいました・・・私も途中からウトウト・・・・苦笑 5時間の長距離ドライブの果て、無事にクーパーズタウンに到着しました。(浜松~東京間の距離程だそうです)
さぁ、チケットを渡されたら自由散策開始です。街には明らかに野球好きの観光客たちが。ユニフォームやチームのTシャツを着て歩いています。
週末ということもあり、ファーマーズマーケットもやっていました。
地元で採れた野菜やハーブ、ホームメイドジャム、ベーカリー、天然蜂蜜、チーズ、極めつけに地元のおじさんバンドのカントリーミュージック生演奏。。。観て歩いているだけでも面白いものでした。
メインストリートに並ぶ土産屋さん、バット屋さん、野球グッズストア、蝋人形館、野球の飾りだらけのレストランやカフェ、のどかな雰囲気がなんとも言えず可愛らしい街です。
(左から バット工場ショップ、選手サイン入りベースボールを販売するお店、蝋人形館)
余談: ふと足を踏み入れた小さなワインショップには、フィンガーレイク(ニューヨークでワインが有名)やアップステートのワインたちが。マンハッタンだとロングアイランドワインが多いのでなかなか見かけないワインたち。アップステートならではの出会いでした。
ダブルデー フィールド
こちらの球場には以下のようなレジェンド(伝説)が・・・・
“クーパースタウンが「野球誕生の地」と呼ばれる所以は、1905年にアルバート・スポルディングらにより組織された『野球起源調査委員会』の調査結果として、「1839年にアメリカ陸軍のアブナー・ダブルデイ将軍が、草むらで
ボールを打って走るだけの遊びを、グラウンドにベースを埋め込むことで“Baseball”という一つの競技として確立させた。そのベースが埋め込まれた場所に建てられたのがこのダブルデイ・フィールドである」という説(ダブルデイ説)を発表したのが元になっている・・・・・・ ”(これは後に作り話であったことが判明しました)by Wikipedia
数ブロック北に歩けばオチゴ湖の湖畔です。ライトハウスや小さな公園などもあり、よい散歩になりました。もう少し暖かくなればお弁当をもってきてピクニックも楽しみたいですね。
さて、肝心の野球の殿堂とミュージアムに入場です。小さいと聞いていましたが、予想よりも大きく、展示品数の多さに驚きました。 3階建ての建物の1階中央部分が殿堂です。
最初の殿堂入りを果たした5人の中の1人、日本人にも名の知れた野球の神様ベーブルースBabe Ruth(George Herman )もしっかりそこにいました。
両ウィングと2~3階部分が博物館になっています。 2階には野球の過去現在の歴史や記念グッズの展示、そして1時間に1回13分間の映画が流れるシアターがあります。イチロー・松井などのグッズはこの2階部分でした。
松井メジャー初ホームランバット
イチローのユニフォーム一式
↑(マリナーズブースと言うよよりイチローブースでした。。。)
3階には2009ワールドチャンプ MVPの松井の等身大パネルや優勝リングなどがありました。そして野茂秀雄投手のノーヒットノーランボールもこちらに並んでいます。
この野茂投手、なんと2014年の殿堂入りリストにノミネートされました。このノミネートには、色々な審査をクリアしなければなりません。そして厳選されたこのノミネートリストのから投票により最終的な殿堂入りが決定します。 日本人のメジャーリーグ進出の先駆者とも言える野茂投手。 技術的だけではなく、精神的に強くなければこの偉業を達成できなかったはずです。日本人初の殿堂入りなるか、楽しみですね。
なんだかんだで3時間の自由散策はあっという間に終わってしまいました。途中一時的途中局地的な雷雨に見舞われましたが、そのあとは青空。(ミュージアム内にいた私は雷雨の存在すら知らず・・・)野球ファンには絶対に数時間では足りないはずです。 お昼はバスの中で食べ、まるまる3時間野球の殿堂博物館で過ごされたお客様をいたほどです。この殿堂博物館は入場時に手にベースボールデザインのスタンプを押されます。
このスタンプを見せれば出入り自由。 午前中に2階部分を鑑賞し、ランチを外で食べて午後に再入場、3階・殿堂ホール鑑賞なんていうゆっくりコースもいいでしょう。ただ日帰りの場合、片道5時間のドライブだとなかなか時間が取れないのが実情です。下調べをしてお目当てのものをしっかりみれるようにすると効率よく回れるでしょう。
帰りの車内ではイチローや松井の出演した特別番組などバラエティーTVショーのDVDを流し、お客様も楽しまれていたようです。(もちろんお昼寝をしている方も。。。)途中で1度トイレ休憩をいれつつ、交通状況もよかった為、、夜の8時前にはミツワNJに到着、そこでトイレ休憩はもちろん、皆様手際よくミツワでお買い物をされました。このぶらっとシリーズのリピーターさんはこのミツワのお買い物が楽しみという方も・・・・笑 そんなこんなでマンハッタンヒルトンに戻ってきてツアーは終了したのでした。
恥ずかしながら野球ことをろくに知らない私ですが、有名品を見ることができて満足でした。そしてなにより、野茂、松井、イチローなど海外で頑張り、認められた日本人選手の品々を見つけると やはりうれしくなるものですね。マンハッタンから少々遠いのですが、野球ファンの方はぜひ訪れてみましょう。また野球ファンでない方も、アップステートへ訪れる機会があれば是非立ち寄ってみてはいかがですか?
大人気につき、2011年もツアーが催行予定です!
2011年は5月14日
通常のツアーが$399のところを破格の$99.00でご提供!
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