ユタ州にあるブライスキャニオンといえば、さまざまな奇石群が繰り広げる神秘的な光景で人気の国立公園ですが、日本でもこの奇勝が見られるのをご存知でしょうか? 場所は、四国の徳島県。「阿波の土柱」として、昭和9年に天然記念物に指定されています。
観光用として公開されているのはほんの一部ですので、ブライスキャニオンのそれを想像して行かれるとちょっとずっこけるかもしれませんが(ごめんなさい)、奇石が立ち並ぶ「岩の壁」の向かいに3ヶ所の展望台があり、谷底から土柱のてっぺん視線まで、それぞれ違った角度から手軽に奇勝を楽しめるところが魅力です。さらに、なんとこの「岩の壁」の上にも登れちゃうんです!Σ(・ω・ノ)ノ
土柱の頂上までの道のりはちょっぴりハードですが、鳥の声をBGMに森林浴を楽しみながらがんばってみると……
おお~絶景かな絶景かな~(´∀`*)
吹き抜ける爽やかな風と、眼下に広がるのどかな風景に癒されます。
そして、手すりもなにもない土柱のてっぺんから見下ろす光景の、いや~なんとスリリングなことか。崖っぷちから5メートルくらい離れたところの木にしがみついて、思いきり手をのばして写真を撮るのが精一杯でした。
高所が平気な方は、左の写真ように崖っぷちから斬新な眺めを観賞できます。
すべての展望台と見どころをゆっくり巡って、だいたい1時間~1時間半というところでしょうか、メタボなボディにちょうどいい運動量。土柱から数分のところにラドン温泉がありまして、この日はそちらへ泊まったのですが、とってもいいお湯でした~宿の方によると、近年この地方を襲った台風により、いくつかの土柱が崩れてしまったとか。「自然の力ですから、しかたないですよね」と苦笑しながらも、昔の土柱の写真や新聞記事を交えつつ、いろんなエピソードを熱く語ってくださって、こちらもすっかり土柱ファンになってしまいました。
夜はライトアップされるのですが、これがまた神秘的! ボロ携帯の写真なのでショボショボですが、本物はこの数万倍ステキです! 途中、暗い道を歩きますので、懐中電灯をお忘れなく~讃岐うどんめぐりや鳴門公園の渦巻き観光に行かれるときに、ちょっと足をのばして天然記念物の土柱観光へぜひどうぞ~
[by TERA]
【参照サイト】
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