スペイン風の街並みが続き、どこからともなくタンゴの響きが聞こえたかと思うと、
木陰ではアランフェスのギターの音が聞こえて来るのが、ここドレーゴ広場だ。
雑然とした街並みのように見えるが、建物が絶妙に朽ちかけているところが赴きがあって
なんとも言えない暖かさがある風景。
青空市では、ありとあらゆる物が売られている。
二階がバーになっている。こんなバーでワインと葉巻でを燻らせながら、街行く人々を眺める最高なひととき。
骨董品を売る屋台は、ニューヨークのそれと比べてもユニークで質が高い。
数百年はたってるような真鍮細工の調度品、貴族が収集したような象牙細工の品々、
「His Master’s Voice」でおなじみのVictorの蓄音器、
「今世紀初頭のものと思われる」タンゴの譜面、
誰の物だったのか使い込んだ革製品などなどじっくり見てみたいものばかり。
お土産には、アルゼンチンっ子(ポルテーニョ)が
「飲むサラダ」と呼んでいる「マテ茶」を入れる容器(マテ、隣のパラグアイではグァンバと呼ぶそうだ)はいかが?
牛の角で作ったもの、陶器製のものなどちょとした置物としても南米情緒抜群だ。
ピンク色の石の写真は、アルゼンチンでしか取れない、ロドクロシータ(インカのバラ)と呼ばれる石。
ピンク色の具合によってピン・キリだが、お土産には最適!
アルゼンチンのソーセージ、サラミは天下一品。
街中のサンドウィッチ屋台でも、一流の味が楽しめる。
さすがタンゴの街。学生バンドなのか社会人バンドなのか、
何れにしてもバンドネオン4台の迫力は響き渡っていた。
路地裏の何か怪しげな通りがあるかと思えば、
さりげなく見事な建築美の教会があったり、
イヤァーここはホンとに奥が深こうございます。
路地を抜けるとまた、骨董屋やカフェ、ギャラリーなんかもある。
南米大陸で2番目に領土が大きく、世界でも第8位の面積を持つ国、アルゼンチン。
その首都ブエノスアイレスの町並みはまるでヨーロッパのよう、
「南米のパリ」と呼ばれている洗練さ、アルゼンチン・タンゴに見られる情熱、
そして南米の都市にみられる混沌がうまく調和された魅力溢れる街だ。
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