14世紀からスペインに征服される1521年まで、メキシコ中央高地で栄華を誇ったアステカ文明は、首都テクチティトラン、テスココ、トラコパンの3都市でロンドンの5倍の規模だったそうです。
スペイン侵略時にはメキシコ中央高地だけでなく、ベラクルス、グァテマラまでの広大な王国を築き、人口はなんと600万人と推定されているそうです。
そのアステカ文明を滅ぼすために敵対するトラスカラ王国を味方に付けてスペイン軍は、1521年アステカ帝国の最後の皇帝クアウテモック捕らえ首都テノチティトランを陥落させ、アステカ帝国は滅亡したというわけです。
トラスカラから車で1時間の距離にあるプエブラは、メキシコシティーとスペインの玄関口のベラクルスとの街道上の要所にある事から、1531年に綿密な都市計画の下にヌエバ・エスパーニャ初代副王アントニオ・デ・メンドーサによって建設されました。
ソカロ横にあるカテドラル(大聖堂)は1649年の完成。22金の金箔で覆われたロサリオ礼拝堂で有名なサント・ドミンゴ教会は1690年の完成。
カテドラルでは今でも毎日曜日にはカトリック教徒のミサが行われています。
プエブラの一押しの見所「サント・ドミンゴ教会」 Santo Domingo and the Capilla del Rosario
外観は地味ですが一歩教会の中に入ると、静寂、厳粛、荘厳、豪華の全ての表現が当てはまる空間です。
ロサリオ礼拝堂の天井。ロサリオ礼拝堂は全て22金の金箔が貼られていて、裕福なプエブラを象徴しています。
ここで使われている金は全て、鉱山のコロニアル都市として世界遺産にもなっているグアナフォトから産出されたものだそうです。
写真ではその豪華絢爛さは良くわかりませんが、金閣寺も色あせてしまう(?)、息を呑む美しさです。
ここはメキシコか? と自分の感覚を疑うこと間違いなしです。教会なので入場料などはありませんが、教会というより美術品鑑賞として訪問する人が増えている事から、いずれは入場料を取るだろうと言われています。
青空市場ではメキシコらしからぬ、なかなか趣味の良い民芸品が売られていました。
プエブラはタラベラ焼でも有名です。飾り皿のデザインはアーティストによって差があるようですが中にはセンスの良いものがあります。
世界遺産に指定されていても、今も普通に人々が生活する空間
ソカロの周りには必ずある、当時のスペイン人が仕事の後に寛いだ酒場。いまは洒落たレストラン、カフェになっています。
色とりどりのパステルカラーに塗られた、コロニアルの町並み。世界遺産に指定されているのでメキシコ風物の電線などは一切ありません。
サント・ドミンゴ教会のロサリオ礼拝堂を見るだけでプエブラに来て良かったと思うこと請け合いですが、プエブラはタラベラ焼に代表される民芸品そして、メキシコ郷土料理の発祥の地でもあります。是非訪れてみてはいかがでしょうか。
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