グランド・パークを背にミシガン通りからヒルトン・シカゴに一歩入ると、その荘厳なロビーにまず驚くでしょう。１９２７年に、James W.Stevensとその息子さんのEarnestが３０００室の世界最大のホテル”The Stevens”を＄３０ミリオンかけて開業したのがヒルトン・シカゴの前身です。
１９２０年代の経済発展でシカゴはコンベンション都市として客室が不足しており、２０００室以上のMorrison Hotel２２２５室の“”Palmer House””などの大ホテルが次々と開業した時代でした。
The Stevensには当時、電話オペレーターだけで７５人、ホテル内には劇場、数々のお店、屋上にはゴルフコースまであったそうで、世界最大のホテルとして５月２日に開業しその後５０年間に渡ってシカゴのランドマークとなりました。 その後の大不況のため戦中は一時陸軍の所有となっていたそうですが戦後、 Stephan Hearlyという人が陸軍から＄５ミリオンで買い大規模な改修を行い、The Stevensは再びホテルとしてオープンとなったそうです。
その後ホテル王、Conrad Hiltonがホテルを買い取り１９５１年に１１月に「コンラッド・ヒルトン」という名称変更が取締役会議で承認されて、The Stevensは“Conrad Hilton”となったのでした。ヒルトン氏は「世界最大でもっともフレンドリーなホテル」というスローガンを掲げ、以降シカゴの社交界の中心的なホテルとして今日に至っています。
１９８４年に１年以上をかけて＄１８５ミリオンを費やした大改修を行い、２７００室あった部屋を拡張して１５７０室にし、開業当時のデコレーションを復活させ１９８５年１０月１日にChicago Hilton and Towersとしてオープンし、今日に至っています。
１９２０年代のグランド・ホテルの面影がそのまま残っているChicago Hilton。そのロビーに一歩踏み入れてて当時に思いを馳せるだけでも価値がありますね。それと、こんな素晴らしいホテルに税込みで＄１５０位で宿泊できるというのも、ニューヨークのホテルなどと比べると考えられないバーゲンです。
ミシガン通りを北に１０分程散歩して、シカゴ美術館を訪れるのも楽しい過し方。
また、２本通りを越して東にいったステート通りには、シカゴの名物ピザDeep Dish Pizaaの老舗Lou Malnatisのお店があります。 人気のお店なので必ず予約をしてから行きましょう。
Lous Malanatis Pizzeria
805 South State Street
Chicago, IL 60605, United States
(312) 786-1000
新しいコンセプトのホテルが沢山できていますが、 お金では買えない歴史の厚みと重みがあるホテルというのはやはり一味違いますね。 アメリカ第二の大都市シカゴは、ヒルトン・シカゴからスタートしてみてはいかがですか？
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【参照サイト】
Chicago Hilton Hotel and Towers
720 S Michigan Ave., Chicago IL 60605
http://www3.hilton.com/en/hotels/illinois/hilton-chicago-CHICHHH/index.html
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