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2019年トニー賞7部門ノミネートの注目作品! Gary: A Sequel to Titus Andronicus

アメリカ

6月9日にニューヨークにあるラジオシティ・ミュージックホールで開催されるトニー賞授賞式まで、あと1週間になりました。今年のトニー賞7部門にノミネートされている「ゲイリー:ア・シークエル・トゥ・タイタス・アンドロニカス|Gary: A Sequel to Titus Andronicus」を観に行ってきました。この作品は、ウィリアム・シェイクスピア作のどろどろの復讐の悲劇「タイタス・アンドロニカス」の続編。トニー賞を5回受賞した経歴を持つジョージ・ウルフが演出を担当。脚本は、2017年ピューリッツァー賞戯曲部門ファイナリスト入りを果たしたテーラー・マックによるもので、ベテラン俳優のネイサン・レインが主役を務めています。

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あらすじ
シェイクスピアの「タイタス・アンドロニカス」に描かれた、長年にわたる血みどろの壮絶な復讐劇に決着がついた直後の古代ローマ帝国の時代。街には、まだ死体がゴロゴロと転がっています。ある日、身分の低い人、元ピエロのゲイリー(ネイサン・レイン)は、ジャニス(クリスティン・ニールセン)と共に、その死体の後片付けを命じられます。

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見どころ
シェイクスピアの作品中、最も残虐だと言われている「タイタス・アンドロニカス」の続編でありながら、コミカルな作品に仕上がっています。特にブラックユーモアがお好きな方にオススメです。下ネタや下品なユーモアも多く、大人向けの作品です。ベテランのコメディ俳優の主役のネイサン・レインの演技も見どころです。ネイサン・レインは、過去に2回トニー賞のミュージカル主演男優賞を受賞、昨年は、「エンジェルス・イン・アメリカ」で、演劇助演男優賞を受賞しています。共演のクリスティン・ニールセンとジュリー・ホワイトにも注目です。二人は、この作品で、トニー賞の演劇助演女優に揃ってノミネートされています

Photo by Julieta Cervantes

Photo by Julieta Cervantes

シェイクスピアの続編として書かれたせいなのか、台詞の英語は難しめだと思います。またブリティシュアクセントで語られるため、アメリカの英語に慣れている方には、聞きにくいところがあるかもしれません。ゲイリー:ア・シークエル・トゥ・タイタス・アンドロニカスがトニー賞でノミネートされているのは、演劇作品賞、演劇演出賞、演劇装置デザイン賞、演劇衣装デザイン賞、演劇照明デザイン賞、演劇助演女優賞(2人)の7部門。6月9日の結果が気になります。14歳以上が推奨で4歳以下は入場不可です。ゲイリー:ア・シークエル・トゥ・タイタス・アンドロニカスは、このブロードウェイが世界初公開。公演は、当初8月までの予定でしたが、6月16日で終了することが発表されました。お見逃しなく。

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by ya

劇場
Booth Theatre(ブース・シアター)
222 W 45th St,
New York, NY 10036

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