2019年はダ・ヴィンチ没後 500 年ということで、記念イベント「レオナルド 500」が世界中で開催中です。
ダビンチは1452年4月15日 フィレンツエにて誕生 1519年5月2日 フランス アンボワーズにて亡くなり67年の生涯でした。
ヨーロッパでは
ローマのヴァチカン博物館「アテネの学童」の下書きがミラノのアンブロジアーナ絵画館で公開、ミラノのスフォルツェスコ城内にある「アッセの間」の特別公開
その他普段は見ることの出来ない作品の期間限定公開や、イタリア国外にある
ダヴィンチの作品を集めた特別展などご覧いただけます。
モナリザを擁するフランスルーブル美術館やイギリスロイヤルコレクションなどでも特別展開催。
アメリカでもきっと何かやっているはずと思い調べてみたらニューヨークでメトロポリタン美術館で1月29日から4月28日までデッサン画が開催されていました。
The Head of the Virgin in Three-Quarter View Facing Right(1510-1513)
『斜め前から見た右向きの聖母マリアの頭部』
ルーブル美術館貯蔵の聖アンナと聖母子の聖母マリアの頭部のデッサン。
チョークで描かれたこの絵からは、ダビンチが左利きであることがわかるそうで、
左利きの画家は右下から左上へのラインとあり右利きの方はその逆になるとか。
Compositional Sketches for the Virgin Adoring the Christ Child, with and without the Infant St.John the Baptist; Diagram of a Perspectival Projection (recto); Slight Doodles (verso)
キリストの子供を崇拝する聖母のための製作用スケッチ(1480-1485)Head of a Man in Profile Facing to the Left
『左を向いている横顔の男の頭』(1490-1494)
人間の年齢にあわせて特徴をもって描写している様子がわかります。
アメリカの美術館は、19世紀ヨーロッパの有名作品がたくさんあり、本国と同じくらい充実していると思っていましたが、ルネッサンル頃の作品(ダビンチ作品を含む)は意外と少なく、また劣化を憂慮して展示されていないものがほとんどです。
4月に終了したメトロポリタンの6点も普段は展示されていないものが没後500年を記念しての展示となっていました。
500年イベントの第2弾がメトロポリタンであります!!
7/15-10/6まで
Leonardo Da Vinch’s St Jeromeという新しい展示がメトロポリタン美術館にて予定されています。
ダビンチ28歳のころの未完成作品 Saint Jerome 荒野の聖ヒエロニムス(1483年作)がバチカン美術館から海を越えて貸し出されてニューヨークにやってきます。
聖人ヒエロニムス(St Jerome (A.D. 347–420))はラテン教会4大聖人のひとりとして、いろんな画家に描かれています。聖書のラテン語翻訳をしたことで有名です。
ダビンチの作品は未完成だったため発見されたのは19世紀に入ってから。
この時期に行かれる方はぜひギャラリー955におたちよりください。
by クッシー
The Metropolitan Museum of Art(メトロポリタン美術館)
1000 5th Ave,
New York, NY 10028
https://www.metmuseum.org/
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