1、ニューヨーク3大ツリーのひとつと呼ばれるクリスマスツリーがある!
1/7に終了してしまいましたが、メトロポリタン美術館中世ホール(Medieval Hall)に位置する有名なクリスマスツリーをみることができました。こちらは季節ものなので行く前にスケジュール確認が必要です。
正面からはいって大きな階段の横をすりぬけて奥へ奥へと進むと広く天井の高いギャラリー305に到着します。
オーナメントの芸術度が高く日本でみるような装飾だけのものとはレベルが違います。ニューヨークの3大クリスマスツリーの出展はわかりませんが、そんな表現を聞いて以来いつかは見にいかねばと毎年思っていて、ようやく念願がかないました。
平日は毎日4:30pm、週末は開館時間が長いので5:30pmと6:30pmにツリー点灯セレモニーがあります。
オーナメントはキリストの生誕を表現していて、ひとつひとつのオーナメントが精巧ですばらしいです。
2、ムンク展 - 時計とベッドの間【開催中】2月4日まで(メットブロイヤー:Met Breuerにて)
Edward Munch Between the Clock and the bed(1863-1944)
「叫び」で有名なノルウエイの画家エドワード・ムンク展が別館で開催されています。
1893年の作品「叫び」の下書きとされるものが展示されていました。彼は日記の中で「橋の上を友人と歩いているときにちょうど夕日の時間帯となり、一抹の悲しさを感じたところ、突然空が血の色のように赤くなり叫びたくなった」と書いています。橋の上で叫んでいる人の背景はノルウエィーのフィヨルドです。
自画像が16点ありました。その中でも晩年の作品『時計とベッドの間』がポスターになっています。彼がなくなったのが1944年、このポスターの作品は1940-1943年に描かれました。時計の文字盤がなく、彼の顔もあいまいに描かれています。
3、ミケランジェロ特別展【開催中】2月12日まで
Michelangelo Divine Draftsmand & Designer
Michelangelo Buonarroti (1475–1564)は、当時にしては長生きされたんだなと気がつきました。メデイティ家の寵愛を受けたからでしょうか?後半くらいになると動きがとれるのですが、前半は人でいっぱいで、人気度がよくわかります。
最初のコーナーは彼の師匠であったギルランダイオ(Domenico Ghirlandaio)のデッサンなどが展示されています。当時は絵の勉強はひたすら師匠の絵を模写することにあったようで、会場は彼のデッサン133点でいっぱいです。世界中の53もの美術館から作品を集めたとかで、アメリカにいながらヨーロッパルネッサンス巨匠の展覧会をみることができるなんて、さすがメトロポリタン美術館と感心しました。
そして大ホールでは、1508-1512年に製作されたシスティーナ礼拝堂の最後の審判の元になるデッサンたちを紹介していて、そのオーガナイズ力にもまた感心。
天井が細かく区分けされていて「そこの絵の元になるデッサンはこちら」と参照できるようになっています。
後半にピエタこそありませんでしたが、彫刻も3点ありました。
ミケランジェロのピエタについてもう少し知りたいかたは、ブログ エスプリを参照ください。
by くっしー
Metropolitan Museum of Art
1000 5th Ave,
New York, NY 10028
https://www.metmuseum.org/
Met Breuer
945 Madison Ave,
New York, NY 10021
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