ニューヨークにはリンカーンセンターがあるから住んでるんだ!という「オペラファン、クラシックファン」の方も多いのではないでしょうか?
リンカーンセンターはメトロポリタン・オペラ・ハウス、ニューヨーク・フィル・ハーモニーの本拠地であるエイブリー・フィッシャー・ホール、ニューヨーク州立劇場などの複合施設ですが隣接するジュリアード音楽院も有名ですね。 メトロポリタンオペラハウスの正面には、ガラス越しにシャガールの「音楽の勝利」と「音楽の泉」の大壁画があります。
建物に入ると中央に劇場への入り口は赤い絨毯が敷き詰められて、優雅な広い階段で2階に続いています。2階にはテラスもあって幕間の社交場にもなっています。
オペラ・ハウスに向かって右がニューヨーク・フィルの本拠地エイブリー・フィッシャー・ホールです。カーネギーホールの方が小さいせいか音響もなんとなく良いような気がしますが、改築する前は地下を通過するサブウェーの音が床を伝わって聞こえていたんですよ。 さすがにここは新しいだけあってそういう事はありません。
開演までのひと時に、軽く一杯できるバーもあります。また軽食を食べれるレストランもあります。
今日の出し物はニューヨーク・フィルハーモニックならぬ、ニュージャージー高校生フィルハーモニックが集うコンサートで、普通は写真は撮れないのですが父兄の方々が多いということでお目こぼしで写真を撮ることができました。
ホールにはニューヨーク・フィルの歴史にまつわる展示物が沢山あります。これはマーラーの直筆の手紙と写真です。マーラーは1909年、49歳の時にニューヨーク・フィルの指揮者になったことがありますが、その春にはヨーロッパに戻ってしまいました。
これはブルーノ・ワルターが使った指揮棒と1943年シーズンの演目リストです。何日に何の演目を演奏するか、その時間まで分刻みで細かく記されています。ワルターは1947年から1949年にかけて音楽顧問となってニューヨーク・フィルの中心的存在になっていたそうです。
さて、高校生の演奏はというと? 中にはトランペットが12人、クラリネットが10人、フルートが12人なんていうとんでも無い編成のバンドもありましたが、普通の授業の一環として練習をしているバンドとは思えない程、質の高いものでした。
特にニュージャージー州の北にあるバーゲン・カウンティーのパスカック・ヒル・ハイスクールのバンドはお客さん総立ちで拍手を浴びていましたが、生徒の力量を十分にカバーできる程、指揮者(先生)の高い音楽性を感じられるものでした。ちなみにその先生はリッジウッド・シンフォニーのホルン奏者でもあるそうです。アメリカはやはり音楽の裾野が広いというか、層が厚いですね!
ニューヨークは超一流の音楽が本当に気軽にしかもお手頃の価格で楽しめる所です。 会社帰りに気軽に聞けるのも魅力。 オペラファン、クラシックファンの方にはたまらない町です。
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