アートと愛の溢れるPhilly(フィリー)のそのほかの楽しみを、今回も映画とともにご紹介します!
フィラデルフィアの街にはBARが多く、ビールを愛するだけでなく、お酒全般が大好きなようです。「It’s Always Sunny in Philadelphia」(2005-2013)というテレビドラマでは、そんな酒場での日常をコミカルに描いています。BARで働くオーナーとその従業員たちのなんとも言えぬ「兄弟愛」がみられる回も。バレンタインデーのエピソードでは、普段はまじめに働かない従業員たちが、オーナーのためにあることを企てる。オーナーは「真面目に働け、クビにするぞ」と言いながらも最後には・・・。フィラデルフィア人気質を表すこのエピソード、これは見てのお楽しみ。
フィラデルフィアは、スポーツをとことん愛する街でもあります。2012年の「世界にひとつのプレイブック」では主演から脇役まで、どれだけNFLフィラデルフィア・イーグルスを愛しているか、その熱狂的なファンぶりが描かれていたが、2018年2月のスーパーボウルで優勝してからは、さらにその熱狂ぶりが過熱しています。
フットボールのシーズンに他の都市の強豪チームの帽子をかぶって街を歩いていたら、酔っぱらったファンにまじまじと帽子を見られた挙句、「何でシーホークスファンがイーグルスの領域にいるんだ」とからまれました。(実話です)。NBAの76ERSも最近はプレーオフ上位に食い込み優勝を狙う勢いがあり、アイスホッケーのフライヤーズ、大学バスケのヴィラノバ大など自慢の強豪チームもあります。夏は大リーグのフィリーズ!スーパースターのブライス・ハーパーが加入した今季は、競合復活を狙うシーズンとなっています。スポーツ観戦を生で楽しむとともに、フィリーのファンの熱狂ぶりにも注目です!
フィラデルフィアは言わずと知れた、アメリカの独立宣言が署名された場所。ニコラス・ケイジ主演の「ナショナル・トレジャー」はその独立宣言のオリジナルを盗みだすという話。この映画の中では、Washington, DC、ニューヨーク、ボストンなどアメリカの独立にまつわる歴史が興味深く描かれていますが、中でもクライマックスのシーンはフィラデルフィアが舞台。自由の鐘、独立記念館、市庁舎、レディング・ターミナル・マーケットが立て続けに出てくるシーンはとてもエキサイティングでフィラデルフィアに行ってみたくなります。
グルメな一面も持つフィラデルフィアは、庶民的なフィリー・チーズ・ステーキから高級料理までなんでもそろいます。フラットでコンパクトなこの街は、グルメの後にエルフレスの小径や独立宣言後に星が13個の国旗を縫ったベッツィ・ロスの家など歴史地区をのんびり巡ったり、ロッキーのように走り回ることもできます。何度行っても新しい発見のあるフィリーの街、映画で見るだけでなく、この夏、体験してみてください!
by Ray
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