RV(Recreational Vehicle)はアメリカではMoter Homeとも言われ、家族連れやリタイアした方の旅行では大変人気。アメリカの大自然を駆け抜けるダイナミックな旅をしてみたい!と思われる方も多いのではないでしょうか。
家族4人(子供12歳と7歳)でラスベガスからRVをレンタルして1週間、ネバダ、ユタ、ア リゾナ州を代表る国立公園を結ぶグランドサークルを周ってきました。RVで旅をする醍醐味をご紹介しましょう。
★★★ 自然と一体化できる ★★★
国立公園内やすぐ近くにRVパークやキャンプ場があるので、観光にもとても便利。日の出と共に起き、RVから一歩出て、新鮮な空気をいっぱい吸い込む気持ちのよい朝 こんな野生動物もすぐそばにいたり...
夜は満天の星空を車の窓から眺めながら寝る...まさに自然の中に入り込み、大地の鼓動が聞こえてくるかのような一体感を覚えます。
★★★ RVはお子様連れの家族にはとても快適! ★★★
1.長いドライブの間、トイレを探す心配もなし。
2.冷蔵庫に食料を常備しておけば、お腹が空いたらすぐに調理して食べられる。
3.疲れたらすぐにベッドに横になれる。
4.
ご家族のペースで気ままに自由な旅行が楽しめます。
さあ、RVの旅の始まりはまずはラスベガスから!ラスベガスでまずはRVをレンタル。運転の注意、各種機能の使い方を説明されます。RVの運転もや電気の配線、排水などの作業もはじめは不安もありますが、すぐに慣れてしまいますよ。レンタルをしたらまずは近くのスーパーで1週間分の食料と雑貨を買い込みます。
ここでワンポイントアドバイス!
だいたいのものはスーパーで買えますが、あらかじめ持っていってよかったものをちょっとご紹介。
●1週間旅をするとやっぱり恋しくなる日本食。
(米、レトルトカレーやカップ麺、みそ汁の素、パスタ、パスタソース、お茶、割り箸など)
●ビーチサンダル (車内ではきます。シャワーの後とかに便利)
●使い捨てのゴム手袋 (汚水ホースを取り扱う時に使います。)
●バンダナやスカーフ (西部のカウボーイがなぜバンダナをまくのかがよーくわかりました。
バンダナは日除けやグランドサークルは乾燥して埃っぽいので口を覆う用、汗拭きなどとても重宝します。)
※ルックアメリカンツアーでお申し込み頂くと、タオルやシーツ、調理器具などのキットはついてくるのでご持参不要です。
さて、ラスベガスを出発したらまずはザイオン国立公園へ。公園内を巡回しているシャトルバスに乗って見どころを周り、せり立つ岩山の壁の高さに圧倒されました。
その後、ブライスキャニオン国立公園へ。ここブライスキャニオンの夜空は全米でも最も星がきれいに見えるスポットと言われています。1.近くに都市がない 2.空気中に塵と水分が少ない 3.標高が高い と星がよく見える条件が全て揃っているからです。まさにその通りにまるで星が降ってくるような満天の星空は本当に美しかったです。それも、RVの天窓から星を見ながら寝れる幸せ。。。。
そして、翌朝、夜明け前に起きて、サンライズを鑑賞。ブライスキャニオン特有のフードゥーといわれる尖った岩山が朝日に徐々に照らされ表情を変えて いく様は実に神秘的です。
そして、朝日を浴びながら外で朝食をとり、2.5kmのナバホトレイルをトレッキング。奇岩の中を登ったり下ったり、子供達は探検気分で大興奮。みるみるうちに景色が変わっていくのがとても楽しく、上から見るだけでは味わえない感動があります。国立公園は景色をビューポイントから見るだけではなく、是非自分の足で大地を踏みしめて自然の偉大さを体感してください!
そして、アーチーズ国立公園へ。 ここにはには何億 年の歳月の中、侵食と風化を遂げ、自然のみが創り上げたアーチが1500ほどあるといわれています。その中でも一番美し く、ユタ州の車のナンバープレートのデザインにも使われているデリケートアーチへ。
夕日が沈む前にハイキングをスタート一枚巨大岩の上を歩く、歩く、歩く。
途中、子供はシッポが鮮やかな空色のトカゲに遭遇して気を取られ足が進まず…
でも、ひたすら歩く…. いつになったら着くの〜???この素晴らしいアーチは簡単には姿を現してはくれません。
スタートから2時間歩き、足がすくむような巨大な岩山を周ると最後に目の前に現れます!その感動といったら言葉では言い表せません。そのアーチが夕日に真っ赤に染まっていく様子を、静かな風に吹かれながら、多くの旅行者と一緒に見守っていきます。険しい道のりを歩いた者にだけ、ご褒美でその雄姿を見せてくれるのですね。
帰り道、どんどん日は沈んできます…
RVに着くころにはとっぷりと日が暮れて、辺りは真っ暗。デリケートアーチーズまで辿り着いた達成感とともに、ぐっすりと眠るのでした…
そして、数々の西部劇などの映画の舞台でよく目にする、モニュメントバレー へ。果てしなく続く荒野にビュートという大地から突き上げられて形成された岩山が点在し、これぞ西部開拓時代のアメリカ!という光景。
ここでもサンライズ、サンセットは見逃せません。漆黒の暗闇から朝日に徐々に照らされてビュートが浮き上がって見えてくる光景は実に幻想的でした。
ここはナバホインディアンの居住区なので、ナバホのガイドさんの4WDででこぼこ道を走り、代表的なビューポイントや、ナバホインディアンのかつて生活していた洞窟や、パワースポットを案内してくれます。とても興味深いスピリチュアルな話とともに、モニュメントバレーの雄大な景色が印象に残りました。
また、もう一つのハイライト、鉄砲水が地下を削ってできたアンテロープキャニオン。ジープで峡谷の入り口まで行き、キャニオンの下から歩くアッパーキャニオンと、地面の割れ目に階段やハシゴで下りて入 りこんで行くローアーキャニオンとありますが、体力に自信のあるお子様連れにはローワーの方がスリルが味わえるのでおすすめ。大人ひとり入れるか入れないくらいの狭い割れ目を下りて行くと、そこには今まで見たことのない世界が広がっています。ここを訪れる時は太陽が高い正午前後がおすすめ。地下に太陽が差込み、光のカーテンがとても幻想的です。
そして最後はクライマックスのグランドキャニオン。果てしなく続く、地層がむき出しになっているキャニオンは20億年もの地球の歴史を物語ります。地殻変動を経て創り上げ られた雄大なキャニオンを見るには、やはりここもサンライズとサンセットの観賞は必見。太陽の光線により、キャニオンがより立体的に見え、昼間とはまた違った表情のキャニオンが見られます。
国立公園内のRVパークに車を停め、公園内は無料のシャトルバスで各ビューポイントまで移動できるのでとても便利。さすが世界に名だたるグランドキャニオン。世界各国からの観光客で大変賑わっていました。夜は、グローサリーでお肉を買って、豪快にバーベキュー。同じRVパークに泊まっている人たちと、星空の下、ワイワイと楽しみながら、夜は更けていきました。こういう時間もRVならではの楽しみのひとつですね。
ご家族で、ご夫婦で、お友達と行くダイナミックなRVの旅。大自然の中で絆もぐっと強まります。大自然とともに、きっと忘れられない思い出になることでしょう。
余談ですが….RVで旅する前に是非観て頂きたい映画がロビン・ウィリアムズ主演のコメディ映画『RV』 仕事人間だった父(ロビン・ウィリアムズ)が家族の絆を取り戻そうと奮闘するRVの旅。これがまたハプニングの連続で笑いが止まらない。。。実際にこんなハプニングが起こりませんようにと祈りつつ、RVの旅のイメージが膨らむのでご家族にゼヒおすすめの映画です。
by フィオナ
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