USC(University of Southern California)、通称南カリフォルニア大学やロサンゼルス自然史博物館(下)に隣接するロサンゼルス・サイエンス・センターは最近リタイアしたスペースシャトル・エンデバーの展示で一挙に人気た高まりました。
パーキングに$10かかりますが入場料はなんと無料!ただしエンデバー見学チケットは$2で、オンラインの予約を推奨していますが、予約無しでも待てば入れる事が多いようです。
IMAXとエンデバーのコンボチケットは$8.25がかかりますが、混み合っているときはこれがあるとエンデバー展示に優先的に入れます。やっぱりエンデバー展示は大人気! 週末は混み合います。
「どうやってやるんだろう?」と考え込まざるを得ない人気の展示はやはりトイレ重力があるってのは人間にとっては有難い事だというのがわかりますね。
エンデバーは当初、空港からサイエンスセンターまでの19kmを2日間で移動する予定だったそうですが、途中狭い道路、電線などの通過で時間がかかって1日遅れで到着したのだそうです。
約400本の木々を伐採るす必要があったそうで周辺住民からの抗議の声で、1本伐採毎に数本の苗を植えると約束して事は解決したのだそうです。
3日間かかった移動の様子がスクリーンで観ることができます。中には10cmしか隙間の無い道を恐る恐るゆっくり進む所もあって感動ものです。
長さ122フィート(約40m)、重さ17万ボンド(約77トン)のエンデバー号はかくしてサイエンスセンターに展示されるようになったわけですが、直ぐ近くで見ると、これは凄い迫力!!です。
77トンもの機体の推力になる巨大なエンジンはロサンゼルスに本社のあるロケットダイン社製で、本物のエンジンも展示されています。
エンデバーは日本人飛行士の搭乗率でもNo.1だそうで、毛利さんは1992年、2000年の2回若田さんは1996年、2009年の2回、土井さんは2008年に1回搭乗しています。
現在の展示は仮の姿で、総額2億ドルをかけて「新航空宇宙ウィング」の建設のための資金集め中だそうで、完成後は垂直に展示されるそうです。そうなると直ぐ近くで見ることができなくなってしまうので、見学は今がお薦めです。
エンデバーの初飛行は1992年5月7日、そして退役した2011年の6月までに25回もの飛行をしたそうで、その過酷なミッションを物語るかのように機体、タイルに 残っている無数の痕跡は勲章もの、やはり見ごたえ充分です。
ロサンゼルスへ行ってみたくなったでしょうか?
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【参照サイト】
California Science Center
700 Exposition Park Drive
Los Angeles, CA 90037
(323) 724-3623
www.californiasciencecenter.org
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