メリーランド/ボルチモア 2018年5月16日

アメリカ国歌「星条旗」の歌詞が生まれた場所、ボルチモアに行ってみよう!

アメリカの首都であるワシントンDCは、国会議事堂や数々の博物館があり、政治やアメリカの歴史が学べる魅力的な都市ですが、車や公共の交通機関で1時間ほどのところに、魅力的な観光地が数多くあります。ボルチモアもその一つ。今回は、Charm City(魅力都市)ともMost Underrated City(もっとも過少評価されている都市)とも言われるメリーランド州のボルチモアのハイライトをご紹介します!

ボルチモアb2

ボルチモアは港町。工業を中心に発展し、州最大の人口を誇り、産業・経済だけでなく、スポーツや芸術、文化の中心地でもあります。作家エドガー・アラン・ポー球聖ベーブ・ルース公民権運動の父とも言われるフレデリック・ダグラスなどアメリカの歴史に名を残す著名人ゆかりの地であり、現在はスポーツアパレルのアンダーアーマーの本社などもあります。

そんなボルチモアの中でも特筆すべきなのは、国の史跡であるマクヘンリー砦アメリカ国歌の歌詞が生まれた場所です。観光の中心地インナー・ハーバーから南へ車で約5分のボルチモア港入口の半島に位置する星型の砦です。1776年にイギリスからの独立宣言をしたアメリカ合衆国。その後もイギリスとの諍いは絶えず、第二次米英戦争では、1814年にボルチモアでも激突。そのさなか、ワシントンDCの弁護士フランシス・スコット・キー(「華麗なるギャッツビー」の作者スコット・フィッツジェラルドの祖父)は捕虜にされたアメリカ兵の解放を求め、マクヘンリー砦の沖に停泊するイギリスの船に乗り込みました。夜明け前から25時間にもわたったイギリス海軍の激しい砲撃にもかかわらず、翌朝も無傷で翻るアメリカ国旗を見て大変感動してこの歌詞を数分で書き上げたとされています。とてもドラマチックなビデオが、ビジターセンターで上映されているので、アメリカ有数の歴史的な場所を見学する前に、マクヘンリー砦の歴史とアメリカ国歌の成り立ちに触れることをお勧めします。

マクヘンリー砦b3

 

ボルチモアのもう一つのハイライトはシーフード!自然豊かなチェサピーク湾でとれるカニやオイスターなどの魚介の数々は新鮮で、とてもおいしい!特にカニへの愛情があふれすぎ、みやげもの屋にはカニグッズが溢れています。庶民的なレストランでは、無造作に紙が敷かれたテーブルの上で、ゆでたてのカニをマレットと呼ばれる木槌でガンガン叩きわりながら楽しんでいます。少しうるさいですが、その音や光景はかなり強く印象に残ります。クラブケーキもどのレストランにもあって、味を競ってます。

near Nick's fish house

nick's fish house

phillip's seafood

ボルチモアはスポーツも盛んです。特に、野球とフットボール。街中で大リーグ、オリオールズ(愛称O’s=オーズ)やレイブンズ(プロフットボール)の応援旗を何メートルかごとに見るほどです。オリオールズの本拠地ボール・パーク・アット・カムデンヤーズは1992年建設で、現在に至る新しいスタイルの球場のはしりといわれています。昔は貨物駅であったこのカムデンヤーズ・エリアにあるこの球場はあえてレトロな作りを意識してあり、外野フェンスの向こうには、古い倉庫群があえて見えるようにつくられているとか。さらにボルチモアの高層ビルが見えるという、新しいが古い、まさにネオ・クラシックというコンセプトの美しい球場ですオリオールズのファンは試合前の国歌斉唱の最後の一節”O’er the land of the free and the home of the brave.”のO’のところをチームの愛称にちなんで強く発音するので、試合を見に行く人は一緒にまねしてみよう。(オールズやレイブンズのスタジアムインナーハーバーの西側にあります。)

これら以外にも、ボルチモアの観光の中心部インナー・ハーバーには、ビジターセンター、国立水族館、米海軍によって1854年に造船された最後の帆艦船USSコンステレーションなどが展示されています。インナー・ハーバー・エリアから北に延びる歴史を感じさせるチャールズ通りには、エドガー・アラン・ポーゆかりの場所やオペラハウス、ギャラリーや博物館などが数多くあり、ボルチモアの人たちがいかに芸術や文化を大切にしているかということがよくわかります。東南には1670年に入植がはじまったウォーターフロントのフェルズ・ポイント。古い建物が近年はおしゃれなレストランに変わり人気の場所になっています。アンダーアーマーの旗艦店もここにあります。

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ワシントンDCに行った際には、ぜひボルチモアにもお立寄りください!

by Ray

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ルックアメリカンツアーのニューヨーク在住スタッフ。ニューヨークの旬ネタやグルメレポートなど「ニューヨークの今」をお届けいたします。旅のお役立ち情報も満載。
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