マンハッタンからハドソン渓谷を北上すること2時間、マンハッタンの喧噪とはかけ離れたのどかな街ハイドパークへ到着します。まだ手付かずの自然の多く残る素敵な場所です。
ここにはかの有名な第32代大統領フランクリン.D.ルーズベルトが生まれ育ち、難病の保養地として愛したお屋敷があります。現在は米政府の管轄のもと歴史的建築として保護されています。
今回は新しくできたビジターセンターでチケットを買ってお屋敷とミュージアムに入場できるツアーへ参加しました。
ツアーが始まるとすぐにフランクリンとレオノアルーズベルトの仲良し夫婦の銅像が。
ベンチに座って一緒に記念撮影はいかがでしょう。さてミュージアムを横目に、まずツアー一行はお屋敷へ向かって出発です。一般道まで続く並木道。フランクリンルーズベルトはポリオに侵され足が不自由になってからも 完全に歩けなくなるまでこの道を杖をつかって自力で家まで歩く努力をしたそうです。病気を恥じるのではなく、国家を背負う人物として弱さを見せないようにしていたのだそうです。
赤い時計台のように見える建物は馬屋です。
要所要所ガイドさんの説明を聞きながらついにお屋敷へ潜入です!残念ながら屋敷内は撮影禁止。ガイドさんのとっても面白い話を聞きながら見学です。
もともとフランクリンの母の名義だったこの屋敷での彼と彼の妻レオノアの嫁姑問題からイギリス王室が訪れた際、ホットドックパーティーをした話など面白いお話盛りだくさん!
ガイドさんとはここでお別れ。その後は各自で敷地内を散策となりました。屋敷の側には白く重厚な大理石の墓石の置かれた色とりどりの花が咲くガーデンが。
フランクリンルーズベルトと妻レオノアが眠ってます。 側には大統領の親友そして“ファーストドッグ”のFALAも眠っているそうです。次に同じ敷地内にある図書館兼ミュージアムへ。
建物向かって左手にはルーズベルトやレオノアの幼少時代から他界するまでのあらゆる私物が飾られています。フランクリンの使った揺りかごやドレスまでもが陳列されています。
幼い頃、女児のように育てられた彼。。。女の子のようなスカートもまた可愛らしい。
地下には写真でよく見かける彼の愛車フォードが保管されています。
建物向かって右側には2つの大戦という難しい時代に国家を背負いながら社会を変えようとしたルーズベルトの政治家としての歴史と功績が展示されています。
誰でも一度は必ず耳にしたことのあるフランクリンルーズベルト。 歴史の授業で勉強した人物がとっても身近に感じる、そんな気分になれる場所でした。【カワ】
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