正面の階段を登るところからすでにアートになっているメトロポリタン美術館。代表作品とは関係なく、こんな作品もあるんだ~!といった作品をご紹介いたします。
Alpheus and Arethusa(アルフェウスとアレトゥサ) 1568年頃のイタリアの彫刻家 Battista Lorentziの作品です。
メドゥーサの首をひっさげるペルセウス Antonio Canovaという人の1804年頃の作品。肌の感じが光の加減によって非常にリアルに見えます。
ギリシャ・ローマ古代美術ギャラリーにつづく廊下。先の方が入口です。
ギリシャ・ローマ古代美術ギャラリーからの眺め。
ギリシャ・ローマ古代美術ギャラリー。大量の彫刻が展示されています。奥の方には当時の食器、アクセサリー、コイン、宝飾品などなど、また二階にもマイナーな美術品の展示が所せましとおいてあります。
いきなり、小物です。10世紀に金とエナメルで作られたアクセサリーというか何かの入れ物です。大きさなキーホルダー位です。今にも十分に通用するデザインですね。
これは6世紀頃、胴、ガーネットなどで作られたベルトのバックル。 女性用だったとあります。大きさは長さ10cmほど、女性用にしては大きめです。
クリスタルのボトル 2~3世紀頃のギリシャのもの。香水でも入れていたんでしょうか。かつ上品なデザインでまたほのかなピンク色で奥深く光ります。
青銅、大理石、水晶でできた目。5世紀ごろのギリシャのもの。ギリシャ、ローマの当時の彫刻は実物に近いように工夫されていて、木やブロンズは肌色に近いように色を塗り、唇や乳頭は銅が、歯には銀が使われていたそうでうす。目は別に作って像に埋め込んだのだそうです。
これはガラスのコップの革のケース。12世紀のもの。なぜコップを革のケースまで作って持ち歩く必要があったのか不思議です。
6世紀のギリシャで作られた純銀製の「こし器」。お茶や薬草を濾して飲んでいたのでしょうか。
サンジェルマン通り217番に1704年に建てられた、Varengevill Hotelの部屋です。古い家具や絨毯からの独特の匂いを散らすためか、換気のファンが大きな音をたてて回っています。
あれ、こんなところに!と思うでしょう。1875年にフランスでバルソルディーによって、自由の女神建設のための資金集めのために作られたものです。高さ1.5m位ですが本物とはよく見ると微妙に違います。
膨大なコレクションは絵画のみならずいろんな展示があって何度行っても新しい発見がありますね。ニューヨーカーが世界に誇る美術館だけのことはあります。時間があればゆっくり何日もかけてみたいものですが、時間が無い場合は日本語解説ツアーを利用してみるのも有効でしょう。
【参照サイト】
Metropolitan Museum of ART
1000 Fifth Avenue at 82nd Street
New York, New York 10028-0198
212-535-7710
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