~ オバマ大統領、2期目の大統領就任式典 ~ニューヨーク上院議員である チャック・シューマー氏が57回目大統領就任式典の祝賀会委員長を務めたことが大きく影響してエンターテイメントや昼食会などセレモニー全般にわたって、ニューヨークが紹介されていました。
220数名が招待された就任式祝賀ランチョンのメニューは『最初のアメリカ人が口にしたレシピ』を現代風にアレンジしてアメリカらしいお料理にしたのだそうです。 メニューの詳細はこちらからご覧いただけます。(レシピ付きですよ) http://www.inaugural.senate.gov/luncheon/event/inaugural-luncheon-2013
3点コースの昼食会メニュー
ファーストコース
ロブスターテール入りニューイングランド・クラムチャウダー
ペアリングワインは白ワイン『ドライ・リースリング』
セカンドコース
アメリカ牛、バイソンステーキ
ペアリングワインは赤の『メルロー』
デザート
アップルパイとアイスクリーム
ペアリングワインはキヴェ・カリフォルニア・シャンペーン
サウス・ダコタ産のバイソンステーキとカリフォルニア産のキヴェ•シャンペーンを除いてはほとんどが東海岸で調達され地元を推進する『EAT Local』『地産地消』を強調したメニューのお料理だったことが伺えます。白ワインはニューヨーク州のフィンガーレークの『ドライ・リースリング』 赤ワインはロングアイランド、ノースフォークの『メルロー』リンゴの産地ニューヨーク・ハドソン渓谷からは『アップルパイ』
地元ニューヨークのワインが大統領就任式典のテーブルへあがるのは初めてのことだそうで抜擢されたワイナリーの『Bedell』のオーナーも『地元のワイン産業の発展につながれば』 と喜びを地元紙に語っていました。 就任式の翌日には既にBedellの『メルロー2009』は完売していました!!
ロングアイランドのワイナリーは始まってまだ40年足らず、しかし今ではNY市内のレストランで地元のワインを求める声も高く、ワインテースティングに訪れる人々も年々増し人気を博しています。
伝統的な格調高いヨーロッパのシャトウ・ワイナリーやカリフォルニアの大型ワイナリーと違い規模もどちらかと言えばファミリーサイズ、農家がジャガイモ畑をぶどう畑として開墾しワイン生産に臨み成功を遂げたワイナリーがほとんどです。 のどかでこじんまりとしたローカル感が漂う果樹園、菜園の多い地域 なのですよ。 2005年 NYのワイン生産地は法律が変わって、ワイナリーで直売出来るようになりました。販売も伸び知名度も上がって今回のような栄誉に輝くことにもなりました。 この地のワインが世界に名を轟かせるのも時間の問題でしょうか。ちょうど訪ねた季節は凍り付くような寒さでしたが、あちらこちらで剪定作業が行われていました。
次回ワインテースティングにやってくる時はこんな感じの季節もいいですね。
とっておきの情報です。 美味しいステーキが食べられるレストランには不足しないニューヨークでも 美味しいバイソンのステーキとなるとどこで食べられるかな?とすぐ浮かんできません。 実は経営者自ら牧場を持っているレストラン『FOUR SEASONS』のご自慢はバイソンな のです。ペアリングに『BEDELLセラー』の評判『ミュゼ』もおすすめです。大統領就任式の昼食会のセカンドの味をとお思いの方はニューヨーク産のワインで美味しいバイソンステーキを是非どうぞ!! (バイソンはオクラホマ産かバージニア産です。)
<By 上>
【参照サイト】
Bedell North Fork, LLC.
36225 Main Road, RT 25,
Cutchogue, NY 11935
(631)734-7537
http://www.bedellcellars.com/
The Four Seasons
99 East 52ns Street
(bet Park and Lex Ave.)
New York NY 10022
(212)754-9494
http://www.fourseasonsrestaurant.com/
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