世界で一番感染者数の多い、アメリカ。感染者の約33%がニューヨークに集中しています。
ようやく感染者の伸びは少し落ち着いてきてピークを越えたといわれていますが、ニューヨークでは、医療従事者が休みなく働いているので交代が必要です!
人不足対策のため、ニューヨーク州のクオモ知事はボランティアとして、他州在住の現役の方や医療退職された方にニューヨークを助けてくださいと声掛けをしていました。
そこでニューヨークに住む私の80歳のおばあちゃんにも声がかかりました!!!
おばあちゃんはMOUNT SINAI HOSPITALで看護婦を60歳までやっていたため、MOUNT SINAIのディレクターさんより直接お電話がありました。
週3時間のみでもいいので、もう一度働きませんかという誘いです。
おばあちゃんは残念ながら、足腰を痛めてるため、手伝いは出来ませんでしたが、同期の方に尋ねてみたら働きはじめた方もいるそうです。
アメリカには「よきサマリア人の精神」があって、人助けをすることに積極的に参加する気概が人々にあふれています。
またその方々への感謝の気持ちを表現することに政府も積極的で、只今”Hero’s Fund“(ヒーローの普及のための募金)をつくり、必須事業で働いてる方一人ずつに$25,000のボーナス(時給約$13アップ)の資金を提案しています。
日頃感染の危険と隣り合わせで働くスタッフへの国から感謝の気持ちを伝えようとしています。
命の危険を顧みず、医療に従事される方々に「どうやって気持ちを維持しているのか」というインタビューを聞くと「同僚だって一所懸命に働いているから」とか「他州からわざわざ自分たちを助けにきてくれる人々がいるから」とか、そのコメントには本当に頭が下がります。
素晴らしい方々がいてくださるおかげでなんとかアメリカは持ちこたえています。
又、ニューヨークでは病院や、食料品店や、消防署など、感染の危険ととなり合わせで、必須事業で働く人々に気持ちを伝えようという思いをこめ、毎日午後7時に、アパートの窓から拍手や声援を贈る#ClapBecauseWeCareというムーブメントがおこっています。
#stayhome(自宅待機)をしながら、みんなで力を合わせて、この危機を乗り越えられたらと思います。
みなさま、くれぐれもご自愛ください。
by KAY
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