今回はアメリカ西海岸に位置する、多数の国立公園や自然が集中している一帯として有名な「グランドサークル」をご紹介します。
グランドサークルは半径230kmの円の中に、地球46億年の歴史を体感できる有名スポットが数多くあり、今回は主に(1)ザイオン国立公園、(2)ブライスキャニオン、(3)アンテロープ、(4)モニュメントバレー、(5)グランドキャニオンの5カ所を中心にまわりました。
家族と家で過ごすサンクスギビングの時期ということもあり、観光客も然程多くなく、又例年であれば雪が残っているこの季節ですが、今年は気温が高くとても綺麗な景色が堪能できました。
初日は朝6時30分にJTBロサンゼルス支店に集合し、出発しました。今回の「サンクスギビングスペシャル/アンテロープキャニオンとグランドサークル4日間」のツアーはアットホームな雰囲気のツアーとなりました。
バスで約2時間が経過したところで、「Barstow Station」というロサンゼルスとラスベガスの中間地点で休憩をとりました。ここはグレイハウンドのバス停、土産物店、フードコートが一体になった複合観光施設で、複数の土産物店、マクドナルド、パンダエクスプレス、サブウェイなどのファーストフードチェーンが入っています。多くの観光客は今ツアーのように、ラスベガスへ行く際の休憩所として利用することが多いです。
その後バスはラスベガスへ向かい、約2時間の昼休憩/観光の時間をとりました。バス停車地として利用した「モンテカルロ・ホテル」は、南欧モンテカルロにある国営カジノ「Place du Casino」をモチーフにしたホテルです。カジノを楽しめるホテルとして有名なので、足を運んだ際は是非一度挑戦してみては如何でしょうか。
ラスベガス滞在後は約3時間半かけて、ザイオン国立公園周辺に位置するスプリングデールへと向かいました。1日目の宿泊地はスプリングデールにあり、今回はHoliday Inn Expressに泊まりました。当ホテルは近年リノベーションされたため、ロビー、客室等が新しい雰囲気で気持ちがいいです。また朝食メニューがパン、ソーセージ、オムレツ、フルーツなどもりだくさんで充実しています。
ホテルチェックイン後は、ホテルと同敷地にある「Switchback Grille」にて夕食をとりました。サンクスギビングの当日ということもあり、夕食があらかじめツアーに含んでありました。ローストビーフや寿司などの種類豊富な期間限定スペシャルブッフェを堪能しました ターキーだけでなく、いろんな料理を堪能できて満足度が高いです!
2日目はホテルにて朝食を済ませた後、ザイオン国立公園へ向かい、公園内のシャトルバスを利用して車窓観光をしました。Zion Lodge Station(バス停#5)より Temple of Shinawava(バス停#9/終点)からUターンでZion Lodge Stationに戻る行程です。時間に余裕がある場合は、The Grotto(バス停#6)よりザイオン国立公園をウォーキング観光をすると更に良い場所です。
ザイオン国立公園観光後は、約3時間かけてブライスキャニオン国立公園へとバスで移動しました。ザイオン国立公園とはまた違って、尖塔群が並ぶ景色は絶景です。
そして2日目のメインともいえる、アンテロープキャニオンへ向かいました。アンテロープキャニオンには、「アッパー」と「ローワー」の2カ所があり、今回はアッパーに行きました。
両個所共に、ナバホ族居留地内にあるため、個人が見学するには許可が必要です。 観光の場合はアンテロープツアーに参加が必須です。今回はJTBツアーでバンを貸し切り、アンテロープへと向かいました
バンで移動すること約15分、アンテロープに到着するとガイドさんが写真スポットを紹介してくれ、家族写真を撮ってくれたり、アンテロープの写真の撮り方のコツを教えてくれたりします
夏の期間、太陽が南中の時間に行くと、岩の隙間の天井部から太陽光が入りこみ、一筋の光がビームのようにみえて美しい光景が見られます。この風景をみるのもまた良いとのことで、次回機会があれば是非行きたいです。
約2時間アンテロープを楽しんだ後、2日目に宿泊するLake Powell Hotelへと向かいました。約2アンテロープから約20分というアクセスにありますが、ダウンタウンから離れるので、アンテロープ付近のスーパーマーケットで食料を購入することをお勧めします。今回はホテルへ向かう前に、Safewayに寄りました。アメリカのスーパーマーケットは日本にはないものもあり、思いがけず安いお土産がみつかる場合もあります。 ホテル到着後は各自、自由に時間を過ごします。
ホテル内売店(朝食はこちらで購入できます)
3日目は早朝にチェックアウト後、2時間かけモニュメントバレーへと向かいました。アンテロープと同様、モニュメントバレーでも現地にて車両を貸し切り、ミトンビュート、ジョンフォードポイント、スリーシスターズなどを観光しました。こちらもアンテロープキャニオン同様ナバホ族居留地内にあります。
ツアー出発前に、モニュメントバレー付近のGoulding Lodgeの敷地内にあるお土産屋さんや小さなミュージアムなどを楽しみました。
夏場の繁忙期であれば、モニュメントバレー内に住むナバホ族達が売店を開いており、ナバホ族アクセサリーなどが購入できたり、実際にお話しできたりするのです。数件ではあるもののサンクスギビングでもあいているお店があり驚きました
ツアー後は、出発地点のGoulding Lodge内のレストランにて、昼食をとりました。今回私は、モニュメントバレーで有名な「ナバホタコ」に挑戦しました。ナバホタコは、小麦粉をピザのように伸ばして、それを油を引いたフライパンで焼き揚げ、その上に、レタス、トマト、玉ねぎ、チリ、とチーズをのせます。
味は通常のタコスですが、生地がピザのように分厚く、揚げたてがとてもおいしいです。訪問されたら、是非一度召し上がってみてください。
昼食後は、3日目の宿泊地でもあるグランドキャニオンへと向かいます。園内の「デザートビューポイント」に到着後はサンセットまで各々自由に過ごします。夕日のあたる角度によって、岩肌が少しずつ変わっていく様子をずっと眺めていると時間はあっという間に過ぎていきます。
その後、デザートビューポイントから車で40分ほどの距離にある「Maswik Lodge」にて宿泊しました。夕食はロッジ内カフェテリアにて。昼食にナバホタコを食べなかった人は、ここでも食べることもできます。
またロッジ内は明かりが少ないため、星が綺麗にみれます 流れ星もたまに見ることができますので、訪れた際は一度星空を眺めることをお勧めします 公園内に宿泊するメリットのひとつを堪能します。
最終日は6:30にホテルロビーで集合し、グランドキャニオンの朝日を見にいきました。昼間に比べ、とても気温が低くコートやマフラーなど、厚着で行くことをお勧めします。
7:15頃、日の出時間になるとグランドキャニオンの渓谷が太陽の光で真っ赤に染まり、とても綺麗な風景をみることができました。夕日とはまた違う感動です。
朝日観賞がおわり、グランドキャニオンのポイントを数カ所周った後は、9時30分までの出発時間まで各自、自由時間となりました。
グランドキャニオン出発後は一路、ロサンゼルスに向けて走ります。途中セグリマンというルート66沿いのにある有名なお土産屋さんに立ち寄ります。ここは「ルート66といえばこの人」と呼ばれる名物おじさんがいます。今回はお会いできませんでしたが一度は立ち寄るべき場所です。また、多くの日本の芸能人も訪れており写真も並べられています。
ここへ立ち寄った際は、是非自分の名刺を用意し、一言書いて店員にお渡しください。その名刺を店内に飾ってくれます。
その後は昼食と休憩をはさみながら、約5時間のバス移動で無事ロサンゼルスへ戻りました。サンクスギビングの最終日だったため、かなりの渋滞を予想していましたが30分の渋滞以外はスムーズでした。
4日間という短い期間の中でしたが、かなり内容が凝縮され見どころがたくさんあった旅となりました!
これまで行ったことない方はもちろんのこと、一度行ったことある方も是非前回とは違う角度で訪問されてはいかがでしょうか?
by riotigers
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